2015年11月29日

2015 橘湾岸スーパーマラニック273 W部門 (前半)




先週末の連休は、長崎県で開催された「橘湾岸スーパーマラニック273」のW部門に出場し、11月20日(金)の午後4時から22日(日)の午後5時過ぎまでの、49時間あまりを走り続けていました。

[スタート直前(午後4時スタート組)]

スタート直前.jpg

W部門は、長崎水辺の森公園をスタートして稲佐山やあぐりの丘など経た後、ほぼ海岸線に沿って橘湾岸を東へたどり、小浜温泉の中継地までの173キロが前半です。そして、小浜温泉から橘湾岸沿いに島原市まで東走し、その後は雲仙の山を越えて小浜温泉まで引き返す103キロが後半になります。
トータル276キロながら、計測が正確でなかった当初は273キロとされていたために、大会名は「273」のままというこのW部門は、隔年で行われています。
ちなみに私は、前々回の2011年には230キロ地点の島原城エイドへたどり着いたところで無念のリタイアでしたが、前回の2013年は完走を果たしています。


さて今回、選考を通ってW部門にエントリーを認められたのは122人。前回が57人だったので、なんと倍以上です。
とはいえ、午後4時に私と一緒にスタートしたランナーは20数人しかいません。なぜなら、この大会では、ゴールが2日後の午後5時と決まっており、スタート時間は、実力・経験・年齢により主催者により割り振りされているからです。

最も早いスタートは、20日(金)の午前10時。この時間のスタートだと、ゴール関門である22日(日)の午後5時までには55時間あります。ちなみに、この組のランナーはエントリー数で51人でした。
次のスタートは午後1時ですが、これだと制限時間は52時間となります。この組は28人でした。
3番目のスタートは午後4時で、制限時間は49時間。この組は私を含めた27人です。
そして、午後6時の9人、午後8時の3人、さらには午後10時スタートの猛者も4人います。

なお、ゴール関門は22日の午後5時とはいうものの、もう少し正確に言えば、ゴールの5キロ手前の小浜木場エイドに午後4時10分までに到着すれば、小浜温泉のゴールが午後5時を越えてもよいことになっています。したがって、小浜のゴール関門の時刻の記載は「午後5時00分」ではなく「午後5時〜〜分」です。

実は今回、小浜木場エイドの関門時刻をギリギリでクリアしたために足を使い果たしてしまった私が、小浜温泉へゴールした時刻は午後5時26分でした。それでも「目出たしめでたし」と祝杯をあげることができたのは、この有り難い決め事のおかげなのです。


さてスタート後、まずは稲佐山の山頂を目指します。ここまでの距離は7キロですが、標高が333メートルなので、急坂を駆けあがらなければなりません。前回はトップ山頂へ到着しましたが、今回は中程に位置をとり、無理せずゆっくりと走りました。

[稲佐山山頂から長崎市街を見下ろす]
稲佐山山頂から長崎市街を見下ろす.jpg

それからは、しばらく長い下り坂を走ってから、長崎の市街地へと帰ってきます。電車道に入る頃、夜の帳が下りてきました。一晩目の夜間走の始まりです。

[市街地を走る(20日18時11分・約18キロ地点)]
市街地を走る(20日18時11分・約18キロ地点).jpg

再び上り坂をこなし、「あぐりの丘」のチェックポイントを経て、東の海岸線へ出ました。しばらくは何人かの若いランナー達と併走していましたが、しだいに引き離され、女神大橋を渡る頃には単独走になっていました。



[女神大橋(20日21時25分・約44キロ地点)]
女神大橋(20日21時25分・約44キロ地点).jpg

主催者から配布されたコースMAPの中で、一晩目のランの中では「最後のコンビニ」になると紹介されている62キロ地点あたりのファミマで、眠気覚ましのドリップコーヒーを入れていると、続いて入ってきたランナーから「とのさん」と声を掛けられました。福岡のKさんと、その友人のIさんでした。


その後は孤独なランから解放され、3人で話をしながら走っていましたが、話に夢中になっていたせいか、権現山の手前で道を間違え2キロあまり、時間にして20分ほどロスをしてしまいました。



[権現山チェックポイント(21日1時45分・70キロ地点)]
権現山チェックポイント(21日1時45分・70キロ地点).jpg

それから朝までは、暗く寂しい道を3人で走り続けました。
茂木で朝を迎えてからは、私が少し遅れがちになりました。苦手な下りでは2人に離され、上りにかかるとなんとか挽回して追いつくという展開が繰り返されました。

[アップダウンを繰り返す(21日7時46分・約121キロ地点)]
アップダウンを繰り返す(21日7時46分・約121キロ地点).jpg

115キロ地点のエイド「茂木長崎ハウスぶらぶら」でウェアを着替えたかったので、2人にはここで先に行ってもらいました。
そのあとはしばらく単独走でしたが、やがて若い2人のランナーと一緒になり、曲海岸に出る少し手前の155キロあたりまでは、お互いに抜いたり抜かれたりを繰り返すことになります。

[抜きつ抜かれつ(21日11時11分・約125キロ地点)]
日射しが強まる(21日11時11分・約125キロ地点).jpg

この間、飯盛峠エイドの手前で、またもやコースアウトしてしまいました。直進すべきところを、迷いながらも左折し、15分くらいのロスとなりました。

[飯盛峠エイド(21日13時40分・140キロ地点)]
飯盛峠エイド(21日13時40分・140キロ地点).jpg

それでも気を取り直して進み、「じゃがいも農道」の上りでは歩いたものの、広大な農場や海岸線の風景も楽しめました。

[じゃがいも農道(21日14時16分・約142キロ地点)]
じゃがいも農道(21日14時16分・約142キロ地点).jpg

千々石海岸を走っているうちに早くも陽が落ち、2晩目に入っていきました。
そこから小浜の中継点までは、まだ10キロ以上残っています。しだいにピッチが落ち、併走していたランナー達に置いていかれながら、午後7時45分頃に、ようやく小浜の中間チェックポイントである小浜南本町公民館に到着です。

玄関前の広場は、すでに午後8時にスタートするランナー達であふれていました。
前回、私がここへ到着した時刻は、今回より2時間早い午後5時44分。今回、当然私もこの午後8時のスタートに入ることを目標にしていましたが、それは諦めざるをえません。食事と、少しばかりでも仮眠をとらなければ、後半の103キロは走りきれないことは明らかでした。スタッフに、午後9時のリスタートを告げ、建物の中へ入っていきました。

[千々石海岸で日没(21日17時47分・約162キロ)]
千々石海岸で日没(21日17時47分・約162キロ).jpg

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posted by との at 01:09| 鳥取 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月18日

第3回さくらおろち湖マラソン大会


11月15日(日)は、島根県雲南市と奥出雲町にかかる、さくらおろち湖周辺がコースの「第3回さくらおろち湖マラソン大会」の20Kmの部に参加しました。
12キロの部と小学生を対象とした2キロの部もあるのですが、総エントリー数は366人とわずかなもの。
それにしても、なんてこぢんまりした大会なんでしょう!


開会式では奥出雲町長が、この地域の物産や、数カ所ある温泉地のPRもさりげなく盛り込んだ歓迎挨拶をされました。

[開会式]
奥出雲町長のあいさつ.jpg

奥出雲町といえば,私は今年の4月の「第1回奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足」と「第3回さくらおろち湖トレイルランニングレース」に続けて参戦しています。
実は、これまでの私の人生で、この時以外にこの地へ来たのは、20代半ばに景勝地「鬼の舌震」を観光で訪れたことと、30代初めの頃、たたら製鉄の歴史を紹介する絲原記念館を見学したことがあるのみです。それぐらい縁遠かった町なのに、ただ「マラソンがあるから」という単純な理由で、今年になってからわずか7ヵ月間で3回も訪れたのは、ある意味“驚異的”なことです。

私の場合はいずれも日帰り参加なので、マラソンの後で温泉に浸かり、地酒や舞茸、手作りコンニャクなどの特産品を買って帰るくらいしか地元への貢献はしていません。地域への経済的効果は微々たるものですが、来るたびに、奥出雲をともても身近に感じるようになりました。


[この時期は、水位が低いさくらおろち湖]

さくらおろち湖の水は少なかった.jpg

さてレースの方です。
スタート前には明け方の雨があがり、胸いっぱいに吸い込む空気は、湿気を含んだものでした。そして、湖と山々が織りなす大自然の中を走ることは、とても新鮮に感じられます。
それにしても、なんて清々しい気分なのでしょう!

[スタート前(ハーフの部)]
スタート前(ハーフの部).jpg

最長の20キロコースは、さくらおろち湖を中心にして「8」の字を描くような形になっています。最大高低差は148メートル。アップダウンが多いのは、私好みです。車両の通行が少ないせいか、アスファルトの路面に痛みはほとんどありません。

それにしても、なんてスッキリしたコースなんでしょう!

上りは楽しく、下りは優しい感じです。

[上る]
上る(9時56分・約5キロ地点).jpg

[下る]
下る(10時20分・約9キロ地点).jpg

橋も何本か渡ります。

橋もある(9時35分・約1キロ地点).jpg

沿道に人の姿はほとんどありませんが、路傍には、赤いサルビアがひっそりと咲いていました。

花あり.jpg

無心に走り、時に併走するランナーと競い合いあっているうち、いつしかゴールへと導かれていました。

[ゴールの光景]
ゴールの光景.jpg

ところで、受付でもらった資料の中には、12月に初めて開催される「さくらおろち湖ロゲイニング大会」の案内も同封されていました。
ロゲイニングは、私も未体験のスポーツです。地図とコンパスを使って、設置されたポイント巡って得点を競うものだそうですが、単純なランとは違うので、今のところ私は出場する予定はありません。
でも、このように次々と手を打ってくる取り組み姿勢には、エールを贈りたくなります。
ということで、とりあえず来年4月の「奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足」にはエントリーしました。ヤマタノオロチならぬ、さくらのオロチに取り憑かれたのかもしれません。

(私の記録)
タ イ ム 1時間 44分 23秒
総合順位 68位/134人(20キロの部/出走数)


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ラベル:ハーフ未満
posted by との at 06:06| 鳥取 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月10日

福岡マラソン2015


11月8日(日)は、「福岡マラソン2015」へ出場しました。
この大会は、それまでハーフでおこなわれていた「シティマラソン福岡」に代わって昨年から始まった、新しいフルマラソンの大会です。

スタート地点は福岡市の中心街である天神。田舎のネズミは、見慣れぬ大都会の高層ビルに怖じ気づきそうでしたが、ゴールは田園風景が広がる東隣の糸島市の志摩庁舎であることがせめてもの救いです。

[スタートは天神]
スタートは天神.jpg

さて、福岡は前日の夕方から雨で、この日も雨天の予報でした。目が覚めた時は曇りでしたが、どうせ降るだろうと思い、ウェアのポケットにはビニールのポンチョをしのばせていました。ところが、スタート2分前に突然日が射しました。これにはびっくりです。

スタート1分前.jpg

午前8時20分に、号砲を合図にスタート。警察音楽隊が、演奏とフラッグで送り出してくれます。

警察音楽隊.jpg

街を抜け、生の松原を過ぎた12キロ地点あたりで、海の方から「ガンバレー」の声が聞こえてきました。見ると、何艇もの舟が、横断幕を掲げて応援してくれていたのです。こんな応援を受けたのは初めてだったので、驚きました。

海上から応援(約12キロ地点・9時25分).jpg

しかし、さらに衝撃的だったのは、それからさらに5キロほど進んだところで行われていた、美女達による南国風スタイルの応援です。度肝を抜かれたおじさんランナーは、思わず鼻の下を長くしてニンマリです。

[ここは南国か?(約17キロ地点・9時52分)]
ここは南国か?(約17キロ地点・9時52分)3.jpg

20キロ地点となる九州大学伊都キャンパスの前では、応援団員による硬派な応援。再び気持ちが引き締まりました。

九州大学応援団(約20キロ地点・10時6分).jpg

そのすぐ先で折り返し、再びキャンパスの前に差し掛かると、今度はチアガールの声援。ありがたすぎます。

こちらにはチアガール(約21キロ地点・10時45分).jpg

その後も、ハワイアンフラや民踊、太鼓、大漁旗、手作り看板など、多彩な応援が繰り広げられました。

ハワイアンフラ(約26キロ地点・10時39分).jpg

さて走りの方です。
この日は思いのほか気温が上がり、中盤に差し掛かる頃からは、汗が滝のように流れ出してきました。概ね5キロ毎にあるエイドでは、水やスポーツドリンクを2杯、3杯とガブ飲みです。暑さにやられて道ばたに倒れ込み、救護を受けているランナーも何人か見ました。

暑いから水がほしい(約25キロ地点・10時36分).jpg

そんな中、私は序盤から体が重く、なかなかピッチが上がりません。それでも中間地点を1時間53分と、可もなく不可もないタイムで通過し、35キロ地点は3時間16分。
いつもならここから、35キロの壁にぶち当たってペースが落ちるところですが、それでも4時間は切ってフィニッシュしたいと思い、ここで気合いを入れ直します。
そうして沿道の声援も力に変え、まっしぐらにゴールをめざしました。

残り7キロだ(35キロ地点・10時36分)
残り7キロだ(35キロ地点・10時36分).jpg


(私の記録)
タ イ ム 3時間58分09秒
部門順位 20位(マラソン男子60〜64歳)

総合順位 796位/7,304人(マラソン男子・出走数)

完 走 率 93.9%(9,363人/9,968人)



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ラベル:フル
posted by との at 23:06| 鳥取 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする