2017年05月07日

川の道フットレース(日本横断ステージ・1/2)


ゴールデンウィークは、「第13回日本横断 川の道フットレース」の日本横断ステージに参加しました。

この大会は、東京の荒川河口から延々と上流へ上っていき、甲武信岳の分水嶺を越えてからは信濃川・千曲川に沿い、新潟の日本海へと続く総距離520キロの「川の道」を走るものです。
私は今までに、いわゆる「100キロマラソン」と「100キロ以上200キロ未満のウルトラマラソン」に、それぞれ29回と7回出場してすべて完走。また200キロ台の大会には10回出場し、うち9回を完走しています。
「川の道」も昨年、コース後半の254キロを走る「千曲川〜信濃川ステージ」へ参加し、足の痛みから不本意なタイムではありましたが一応、完走を果たしています。
今回は、初めての500キロ超という未体験ゾーンへの挑戦なので、期待と不安に胸が高鳴りました。とはいえ制限時間が132時間もあることから、無理せずにゆっくり行けば必ずゴールできるものと信じていました。
なお今回は、本来のルートである林道金山志賀坂線の斜面崩落復旧工事が間に合わず、145キロ地点から237キロ地点までのコースが直前に一部変更され、総距離は513.5キロに短縮されています。
さて結果は、中間点の小諸で無念のリタイア。500キロどころか、その半分の259キロで“海の藻くず”ならぬ“川の藻くず”となってしまったのです。ウルトラではなにが起こるかわからないことを、あらためて思い知らされました。




チラシJpeg.jpg

レーススタートは4月30日。荒川河口の葛西臨海公園には、120人あまりのランナーが集結し、快晴の中で開会式が行なわれました。


開会式.jpg

午前9時、ホイッスルの音を合図に鯉のぼりが飾りつけられたコースへと出ていきました。ゴール関門時刻は、5日後の5月5日午後9時。先が長いだけあって、みんなゆっくりしたペースです。

スタート直後.jpg

公園の木立を抜けると、荒川の河口から左岸の管理道に沿って北を目指します。

荒川河口付近.jpg

ほどなく橋を渡り、コースは右岸に変わります。



荒川右岸を走る.jpg

荒川の河川敷はとても広いので、管理道沿いにはグラウンドがたくさんあり、野球やサッカーをしている子どもや大人達の姿をあちこちで見かけました。

野球をする子どもたち.jpg

この日は、7月上旬なみの暑さになると予報されていました。実際、日陰のまったくない河川敷を、強い日差を受けながら走ることになります。オフィシャルなエイドは39キロ先でしたが、私たちのために私設のエイドが複数用意されており、とても助かりました。

私設のエイドステーション.jpg

戸田市に入ると、彩湖の湖畔をしばらく走ります。ここには途切れとぎれに木陰があり、ほっと一息つきました。


彩湖畔.jpg


さて私は、昨年の大会データの分析から、記録が公表される6カ所のチェックポイントをそれぞれ80位で通過したランナーの記録をクリアしていけば、間違いなく完走が狙えるものと踏みました。途中、コース変更があった部分は無視せざるをえませんが、それ以外のチェックポイントでは、これを指標にして走ることとしました。名付けて『80位大作戦』です。

まず39キロ地点の彩湖北端へは13時42分の到着で、ほぼ想定どおりです。

CP2 彩湖畔エイド(30日13時42分・39キロ地点).jpg

この後は、サイクリングロードをひた走ります。途中の路面に、『信じて 川のみち』という石灰で書かれたメッセージを見つけました。スタート後6時間半を経過し、そろそろ疲れを感じはじめた頃でしたが、スタッフの心遣いに力が湧いてきました。

信じて川の道(30日15時24分).jpg

67キロ地点の桜堤公園入り口への到着は、17時58分。この時点で、想定より20分ほど早いタイムです。

CP3 桜堤公園入口(30日17時58分・67キロ地点).jpg

76キロ地点となる鴻巣市の大芦橋のエイドのメニューは、各種のカップラーメン。夕方頃までは食欲があった私も、陽が落ちてからは胸がむかつくようになり、水以外のものは受け付けなくなっていました。ここはスルーして、先を急ぎます。



CP4 鴻巣市・大芦橋(30日19時46分・76キロ地点).jpg

なおサイクリングロードはここで終わり、この先は、国道や県道、林道などを走り継ぐことになります。夜間走は嫌いではありませんが、この時間になると前後のランナーはかなりばらけていました。地理に不案内なところでは道迷いが一番心配なので、できるだけ前のランナーを見失わないように気をつけました。

夜間走(30日23時38分).jpg

それでも一人になってしまたときは、事前に注意点を書き入れたマップを見ながら、慎重に進みます。

マップ(5月1日午前1時27分).jpg

110キロ地点の寄居町の波久礼駅前の到着は、日付が変わった5月1日の午前2時36分。作戦の想定より40分ほど早い時間です。順調に進んでいるものと判断しました。

CP6 波久礼駅前(1日2時36分・111キロ).jpg

しかし、このあとは歩きと走りを繰り返すようになり、特に夜が明けてからは足の裏が痛みはじめたため、歩きが多くなりました。しかし他のランナーも同じ様子なので、焦らずに進んでいきました。

ひたすら歩く(5月1日午前10時30分・約130キロ地点).jpg

さて、コース上には宿泊のできるレストポイントが3カ所設置されています。初めのレストポイントである小鹿野町の国民宿舎「両神荘」へ到着するしばらく前から、雨粒がポツリポツリと落ちかけていました。しかし、本降りになる直前の正午過ぎにここへ到着することができ、幸いにもずぶ濡れになることは避けることができました。


両神荘へ到着(1日12時9分・151キロ地点).jpg

各レストポイントでは、それぞれ2時間以上の休息が義務づけられています。2日や3日で終わるレースなら完全徹夜でいくことはよくありますが、先の長い大会なので、ここは焦らずにいくことにします。
足裏の痛みの回復も期待し、温泉にゆっくり浸かってから体育館へ行き、布団にくるまれました。
アラームはあえてセットしませんでしたが、きっちり2時間後にすっきりと目が覚めました。
起きだすと特設された食堂へ。いつしか胸のムカつきも治まっていたので、スタッフが手作りしたカレーライスやサラダをしっかりいただくことができました。

食堂.jpg

1日の16時25分に両神荘をリスタート。玄関ではスタフッが、「小諸のキャッスルホテルで待ってますよ」と言いながら、ピースサインで送り出してくれました。
このとき、いくぶん足が浮腫んでいたと思います。シューズが少しタイトに感じられたので、かがみ込んでいったん紐をほどき、緩くして結び直しました。ひょっとしたらこれが、その後に訪れる最悪の結果の一因になったのかもしれません。


両神荘を出発(1日16時25分).jpg


「日本横断ステージ 2/2」へ進む → http://t-tono.seesaa.net/article/449859248.html



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ラベル:超ウルトラ
posted by との at 18:02| 鳥取 | Comment(0) | TrackBack(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする