2019年10月18日

第13回やぶらぶマラソン



「急坂がシンボル」「すごい坂」「残酷マラソン以上」等々、RUNNETの大会レポに寄せられた前年の参加者の声に、坂好きの私が惹かれないはずはありません。10月14日の体育の日は、兵庫県養父市で開かれた『第13回やぶらぶマラソン』に初めて参加しました。

ハーフ部門のスタートは、午前9時30分。養父市全天候型運動場前のロードからコースへ出ていきます。会場へ着いた時には降っていた雨も直前にあがり、やや肌寒い気温。ランには絶好のコンディションです。

スタート前.jpg

スタートするといきなり、2キロで120mも降下する激坂。軽量級のくせに重力を利用した走りでスタートダッシュをかけた私は、この間を9分半で駆け下りました。

スタート直後.jpg

これを終えると、しばらくは微妙な上り。沿道では時折り、お爺ちゃんお婆ちゃんたちの応援を受けます。

応援.jpg

この後コースは、川沿いの農道へ。周りのペースに合わせ、いい感じで進んでいきました。

川沿いの農道.jpg

しかし、6キロ地点を過ぎたあたりから上りの勾配が増してきます。8キロ地点あたりが第1折返しとなっているのですが、そこまでにはまだ100mほど標高を上げなければなりません。早くも折り返してくるランナーの軽快な走りを羨ましく思いました。


6キロ過ぎ.jpg

そして折返し。

第1折返し.jpg

ついさっき上ってきた坂を下り切ったところで左折し、第2折返しへ向かう上りへ誘導されます。途中にあった「10Km地点」表示のところで時計を見ると、57分弱。ハーフの距離に換算すれば、計算上はほぼ2時間のペースです。しかし後半はどうしてもピッチが落ちますし、何と言っても、終盤に120mの上りが待っているので、2時間切りはとうてい無理だろうと思いました。


10Km地点.jpg

第2折返しまでの上りは比較的緩やかなので、川のせせらぎを聞きながら気持ちよく走れます。

小川のせせらぎ.jpg

折り返しを終えてからは、下り基調の農道が7キロほど続きます。このあたりからは10キロ部門のランナーとコースを共有することになりますが、コース幅が小さく路面も滑りやすい状態だったので、接触して転倒しないよう気をつけながら進みました。

下りの農道.jpg

こうして、最後の上りに差しかかった19キロ地点の通過タイムは、1時間44分35秒。残りの約2.1キロを15分25秒以内で走れば2時間切りになりますが、ここで早くも歩きはじめたランナーもいるほどの激坂を、そのタイムで走り切るのはやはり無理のように思いました。
それでも「ベストは尽くそう」と前だけを見て進んで行き、この上りの間に10人以上のランナーを抜き去りました。

19キロ地点.jpg

全天候型運動場内に設置されたゴールゲート前では、太鼓と銅鑼の音が迎えてくれます。ゴール後、おもむろに腕時計を見てタイムを確認すると、意外にも1分近くの余裕を残して2時間を切っていました。累積標高差は、私のガーミンの計測で388m。このコースでの2時間切りは、十分満足のいく結果。御の字です。

ゴール.jpg

会場では、民宿の女将たちが作ったという「鉢伏鍋だんご汁」が無料で振る舞われていました。食い物に弱い私は、これにも大満足。

鉢伏鍋.jpg

さらに、空くじなしのお楽しみ抽選会では、地元産の赤米など7つの厳選食材だけで作られた赤米グラノーラをゲット。もらいものにも弱い私なので、大会の好感度はさらにアップして“はなまる”以上。
参加費3,000円で、まさに「至れり尽くせり」のこの大会が、もしわが家にもう少し近いところで開催されているのなら、毎年でも出たいところです。

赤米グラノーラ.jpg



(私の記録)
ナンバー  2052
タ イ ム  1時間59分11秒 
順  位  78位/192人(40歳以上男子・エントリー数)




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posted by との at 06:29| 鳥取 ☁| Comment(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月09日

大山ハイキング



10月6日(日)は、走友の鬼太郎nanbaさんの呼びかけによる「大山ハイキング」に参加しました。
元締めのnanbaさんは当初、かなり厳し目のコースを予定していたようです。ところが、午前8時半に博労座のナショナルパークセンターに集合した時は、「今日はやめようか」という声も出るほどの土砂降り。しばらくして雨の勢いは弱まったものの、当初の計画では無理がありそうということで急遽、木谷登山口から鳥越小屋往復という約6キロのコースに変更されました。
参加したのは私を含め8人で、それぞれ日頃からトライアスロンや登山やランにいそしんでいる人達です。なお、このうちの3人とは初対面でした。木谷登山口へ車で移動する間に雨は上がり、トイレ休憩のために立ち寄った鍵掛峠の展望駐車場からは、大きな虹が二重になって山に架かっているのが見えました。

鍵掛峠から虹を見る.jpg

9時20分に木谷から山へ入っていきます。初めはいい感じでしたが、

はじめはいい感じ.jpg

道はしだいに険しさを増します。

険し破を増す.jpg

私がここを通るのはこれが3回目ですが、こんなに歩きにくい山道だったことは忘れていました。

厳しい登り.jpg

しかも悪いことに、いったん止んでいた雨が再び降り出します。

雨が降る.jpg

ようやくピークの鳥越峠に到着し、「ホッと一息」と言いたいところですが、

鳥越峠.jpg

実は下りに入ってからの方が、もっと大変でした。

下りはもっと大変1.jpg

苔むす倒木の上も歩きましたし、

下りはもっと大変2.jpg

鳥越小屋を目の前にしたところでは、雨水が川のようになって流れる登山道を下りていきました。


道が川になる.jpg

ようやく小屋へ到着して中に入りましたが、長居をしてもしょうがないので、それそれおにぎりやカップラーメンを食べると、早々に帰路をたどりました。この時点で皆の願いは、早く帰って温泉に入ることだったのです。

鳥越小屋.jpg

こうして往路2時間、休憩20分、帰路1時間40分のハイキングを終え、無事に木谷登山口へ帰り着きました。

木谷登山口へ帰る.jpg

ここから車で博労座まで戻って解散となりましたが、時間はまだ午後1時半。ここで鳥取市から参加のワイチさんに、「いまから登山しないの?」と聞いたら、「行こか」の返事。他のメンバーを見送り濡れたウェアを着替えてから、2人でお代わりの大山登山を始めます。

大山登山.jpg

1時間40分をかけ、他には誰もいない山頂へ着きました。私にとっては、今シーズン38回目の山頂です。

山頂.jpg

早々に下山をしようと木道を50mほど下ったところで、濃い霧の中に足早に登ってくる一人の女性の姿が見えました。「あれ? もしかして・・・まさか」。なんとそれは、先ほど別れたはずのヤマちゃんだったのです。

ヤマちゃん.jpg

彼女は、いったん車で観光道路から帰路についたものの、半分ほど下りたところで気が変わり、舞い戻って追い掛けてきたとのこと。あらためて仮設の山頂へ戻り、3人で記念写真におさまりました。

山頂の3人.jpg



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posted by との at 03:37| 鳥取 ☀| Comment(0) | 登る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月08日

マラソンコースにマムシが・・・


50センチあまりの胴体に、はっきりとした銭型の斑紋。ひと目でマムシとわかりました。
10月2日(水)は、町内のとある小学校のマラソン大会。学校からの依頼で、私を含む5人のランナーが子どもたちと一緒に走る、「併走ボランティア」を務めていたときの一コマです。

学校のまわりの農道を巡るコースは、稲刈りをほぼ終えた田園の中を走る自然豊かなもの。田舎道なので、沿道で虫や蛙が児童を応援しているのはよく目にしますが、マムシにはびっくりです。幸いにも腹のあたりを踏まれた様子で、すでに息絶えていましたが、踏んだのはたぶん子どもではなく、農耕車だったろうと思います。
ちなみにマラソンの方は、1年生から6年生まで、学年毎に順次出走しますが、一つの学年が全員ゴールを終えてから次の学年がスタートします。他のメンバーに倣い、私もよくばって全学年分を走ってしまいました。低学年が約1.5キロ、中学年が約2キロ、そして高学年が約2.5キロなので、トータルで12キロくらいになりました。その結果、パンツもびしょ濡れになるほど大汗をかきました。

コースにマムシ2.jpg



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posted by との at 21:26| 鳥取 ☁| Comment(2) | 非日常的な日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月07日

信越五岳トレイルランニングレース2019(後半)



黒姫エイドを出てからは、だらだらとした上りが6キロほど続きます。多くのランナーはここを歩いており、私もはじめはそうしました。

黒姫直後1.jpg

しかし、走って走れないことはない程度の勾配でしたし、私の場合はスピードがなく平地や下りではまわりに離されがちな鈍足ランナーなので、こんなところでは、せこい走りで稼いでおかなければなりません。ということで、やおら前へ出ていきます。
結局この間に十数人のランナーを追い越したと思いますが、これでできた貯金は、たぶん10分もなかったと思います。

黒姫直後2.jpg

長い上りを終えて入っていった山道は、ごつごつした岩を乗り越えていくようなところもあり、スムーズには進めません。

岩場.jpg

そんな中、私は他のランナー達に次々と抜き返されいきます。下りではいつもこんなものだとその時は思っていましたが、もしかしたら、直前の上りで頑張りすぎたツケが、すでにこのあたりから出はじめていたのかもしれません。


追い抜いていくランナーたち.jpg

森の途中にある吊り橋の前で、数名のランナーが列を作っていました。ここにはスタッフがおり、一度に2人しか渡らせてくれません。しかも、走りは禁止で歩いて進まなければなりません。
昨年はこの地点で大きなラッシュが発生し、数十分も待たされたランナーもいたそうですが、私の場合はほんの2分か3分の待ちで済みました。

吊り橋.jpg

65キロ地点の笹ヶ峰グリーンハウスへ到着したのは、午後5時28分。関門時刻は午後6時なので、貯金は68分から32分に減っています。一つ前の黒姫エイドからここまで、順位的にはイーブンくらいの走りをしてきたように思っていたので、このタイムは意外で少し焦りました。
このエイドにはドロップバッグを預けてあるので、余裕があればTシャツだけでも着替えるつもりでしたが、時間を惜しんでそれは諦め、バナナとオレンジを口にしただけで早々にコースへ出ていきます。


笹ヶ峰グリーンハウス.jpg

視界の左前方には、山陰に入る直前の落日が眩しく輝いており、そのシーンに心が震えます。しかし同時に、微妙な下り基調の区間であるにもかかわらず、足がさっぱり前に出て行かないことに気づきます。まさに「足が売り切れた」感覚で、周囲のランナーのスピードとは明らかに違っていました。

落日.jpg

ほどなく日没となり、ヘッドライトを点灯させて進みます。

日没を迎える.jpg

75キロ地点の西登山道入口のウォーターエイドへ着いたのは、午後7時31分。この間の10キロは大きなピークがなく走れる区間だったのに、2時間もかかっていました。ここで休んでいるランナーもいましたが、エイドでの滞在時間を節約して挽回するしかない私は、水を補給するとすぐにコースへ出て行きます。

西登山道入口.jpg

この後は、登りを一つこなしてから下りの山道を進みましたが、やはりスピードは上がりません。おまけに胸まで悪くなって吐き気をもよおしてきました。そのためウエストポーチからガスターを取り出して飲みますが、その効果は感じられません。


下りの登山道.jpg

80キロ地点の大橋林道エイドへの到着時刻は午後9時8分で、前のエイドからの5キロに1時間半以上もかかっていました。この間に山を一つ越えたとはいえ時間がかかりすぎで、完走に不安を感じてきます。エイドでは、リンゴを一切れ取っただけですぐにコースへ復帰。厳しい状況でしたが、心を切らさないよう、「まだ完走の可能性はある」と前向きに考えることにしました。

大橋林道エイド.jpg

次の関門は92キロ地点の戸隠スキー場で、そのタイムリミットは翌日の午前0時30分となっています。コース図を見ると、この間は微妙な上り基調で小さなアップダウンを繰り返すようになっていますが、山越えはないようです。「きっと間に合う」「完走できる」と、何度もつぶやきながら進みました。

きっと間に合う.jpg



こうして戸隠スキー場のエイドへ着いたのは、関門時刻18分前の午前0時12分。そこには多くのスタッフやギャラリーがいましたが、ランナーの姿は多くありませんでした。18キロ先のゴールの関門時刻は午前4時。4時間弱でたどり着けるかは微妙でしたが、「完走できるぞ」とあえて口に出し、気持ちを切らないようにしました。

ちなみに、レース後に記録を見てわかったことですが、私はこのエイドへ401番目に入り、385番目に出ています。完走したランナーは384人なので、まさに崖っぷちにいたことになります。もしここからゴールまでを他のランナー並みのスピードで走れていれば、ギリギリでゴールできた可能性はあります。しかし、そうは問屋が卸してくれませんでした。

戸隠スキー場エイド.jpg

この後は、標高を400mほどあげて瑪瑙山(めのうやま)を超えますが、登りはゆっくりしか歩けず、後続のランナーに次々抜かれていきます。そして下りに入っても力は回復してこないばかりか、眠気のために足が左右にふらつきはじめました。途中、走路誘導スタッフが、「走らないと間に合いませんよ」と声をかけてきました。自分では走っているつもりでしたが、そのペースがあまりにも遅いため、歩いているように見えたのでしょう。
気がつくと、ゴールの関門時刻には、とうてい間に合わない時間になっていました。それどころか、ゴール関門時刻の午前4時までに、最後のエイドとなる102キロ地点の飯縄山登山口エイドに着くことすら、危うい状況になりつつあります。

間に合わないか.jpg


100マイル部門のランナーを含め、追い上げてくるランナーの気配を何度も感じました。相変わらずピッチが上がらない私はそのつど、「どうぞ」と言いながら道を空け、先に行くよう促します。
そんなことを繰り返すうち、後から2人のランナーが小声でなにか話しながら迫ってきたのがわかりました。私のすぐ後に来たとき、「先にどうぞ」と言って登山道の左に寄りました。しかし彼らは追い抜こうとせず、「スイーパーです」と言いました。「えっ、私が最後ですか?」と聞くと、「後ろの方はリタイアされたので、最後です」と答えました。

こうして、スイーパーに付かれたまま飯縄山登山口エイドに入ったのは、午前4時8分。ゴールまでの最後の8キロを辿ることなく、私の信越五岳はここで終わりました。

飯縄山登山口エイド.jpg

スイーパーを従えて走るという思いがけない経験は、本当はしたくなかったことです。しかし、いつかこれも思い出の一つになるかもしれないと考え、彼らにお礼を言ってから、その姿を撮らせてもらいました。


スイーパー.jpg


(私の記録)
ナンバ ー 1043
タ イ ム   − 
順  位  − 位/706人(出走数)
完 走 率  54.4%(384/706人)


 (了)



「前半」へ戻る → http://t-tono.seesaa.net/article/470583287.html



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ラベル:トレイル
posted by との at 06:30| 鳥取 ☀| Comment(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする