2020年07月29日

お花畑が見たくて大山ユートピア
へ


7月24日(金)は、大山のユートピアへ行ってきました。ユートピアといえば、避難小屋付近の“お花畑”が有名です。今年はこの4連休頃が花の盛りになりそうと聞いていたのですが、23日は雨で見送り、連休後半の25日と26日は家庭の用事があるので、行けるのはこの日だけ。あいにく雨予報でしたが、大山を見ると山頂付近に雲はかかっているものの、その姿を見ることはできました。「今日行かなければ時期を逃す」と思い、大山へ向かうことにした私です。
しかし、大山ナショナルパークセンターに着いたとき、微妙な小雨と断続的な強風に少し迷いが生じます。「危ないようだったら途中で引き返そう」と考えながら、午前10時30分にスタートしました。

大山NPC.jpg

豪円山スキー場から治山道路に沿った山道を通り、下宝珠の登山口から入っていきました。下山してきた人に「お花畑はどうでした?」と聞いたら、「午後は雨が降りそうなので、北壁を見たところで引き返しました。ユートピアへは行ってないです」との答え。「やはりそうか」と思いました。

下山してくる人.jpg

途中、網の目のような木の根の上を進んだり、

網の目のような木の根.jpg

濡れた岩場をロープを掴みながら登るところもあります。

濡れた岩場.jpg

下宝珠越えを過ぎ、樹々の間から北壁が姿を現わしました。しかし、その上部にはガスがかかり、全体を見渡すことはできません。

北壁.jpg

上宝珠越え手前の岩場は、このコース一番の難所。ここは、2000年の鳥取西部地震以降は急速に崩落が進んでおり、以前は岩の上を歩く感じでしたが、それらの岩が次々と転げ落ち、今は崩れやすい砂利の部分が多くなっています。この冬の融雪もかなり影響したようで、1年前に来たときとも、かなり様子が変わっていました。

上宝珠越え手前の岩場.jpg

そしてここから20分ほど進み、ユートピア小屋へ到着です。

ユートピア小屋.jpg

周辺にはシモツケや

シモツケ.jpg

ヤマアジサイ、

ヤマアジザイ.jpg

オオバギボシ、

オオバギボシ.jpg

シシウドや、

シシウド.jpg

クガイソウなども見られます。

クガイソウ.jpg

しばらくは、それらの花をカメラにおさめるのに夢中になっていましたが、ふと気づくと、被写体を“点”でしか捉えていないことに気づきます。立ちこめるガスのために視界が数メートルしかきかず、一面に咲き乱れる多くの種類の花を“面”として眺めることができていなかったのです。
そういう意味ではやや残念なところがありましたが、こんな時もあるということは、一つの経験になりました。

面でなく点.jpg

さて、ユートピアにいた20分ほどの間に、雨が少し強まります。長居は無用。天気が崩れなければ行ってみたいと思っていた三鈷峰は諦めて、下山をはじめました。走れるところは小走りで進み、先を急ぎます。
下宝珠まで来た時に、少し迷いましたが雨も小康状態だったので、往路とは違い宝珠山を超えて中の原スキー場へと向かうルートをとりました。

帰路の分岐.jpg

宝珠山に入ったときは、一時的に空が明るくなりブナ林が輝いて見えました。しかし下りに入ったとたん、風の通り道にかかったのか、強風に見舞われます。大木が倒れてこないことを願いながら進みました。


宝珠山.jpg 

そして、ようやくこの森を抜けたところが、中の原スキー場の最上部。眼下には豪円山、孝霊山、さらにその先には日本海と弓浜半島が見渡せます。ここまで来ればもう安心。ゲレンデをゆっくりと駆け下り、午後2時過ぎに、ナショナル・パーク・センターへ帰り着きました。


中の原スキー場.jpg




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posted by との at 09:47| 鳥取 ☔| Comment(0) | 登る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月17日

岡山県立森林公園トレイルラン(練習会)


7月12日(日)は、走友のsappanさんのプロデュースによる「岡山県立森林公園トレイルラン(練習会)」へ参加しました。
実は彼がこのほど、旧知の走友たちに呼びかけて「鳥取県トレイルラン同好会」を立ち上げました。その際、私にも声がかかり、同好会の初イベントである練習会の仲間に入れてもらったというものです。ちなみに同好会の会員は現在11人。この日のイベントは、うち5人が参加して実施されたもので、私にとっては久々の、“ぼっちラン”ではない走りでした。
メンバーは当日の午前9時に、県境を少し超えたところにある岡山県立森林公園の駐車場に集合。私はここは初めてでしたが、ナビを頼りに三朝町から人形トンネルを抜け、くねくねした山道を通って現地へ入りました。
sappanさん以外の3人とは初対面。いずれの面々も30代から40代で、私より一世代若いランナーたちです。

集合写真.jpg

スタート前に案内板で、この日のコースを確認します。公園の中には幾つかルートがありますが、公園管理センター前からスタートし、公園の外周に沿って約9.5kmのトレイルを反時計回りで2周回するという計画でした。競走ではない集団走で、適時休憩を入れながらのランなので、遅い私でも安心して走ることができます。


案内板.jpg

直前まで降っていた小雨はほぼあがり、午前9時18分頃に気持ちよくスタートしました。
300mほど進んだところで目にしたのは、岡山県の名木百選に選定されているという「大ヤマザクラ」。推定樹齢が約500年とされるこの桜の見事な枝ぶりに、満開の頃にあらためて来たいと思った私です。

大ヤマザクラ.jpg

さらにそこから200mほど行ったところには、「六本杉」。文字通り6本の杉の巨木がひとかたまりになり、まるで天を突くかのごとくそそり立つその偉容には、思わず圧倒されそうでした。


六本杉.jpg

とまあ、序盤でいきなりこの森の見所を押さえた我々は、その後、本来の目的であるトレイルランに復帰して走りを再開します。
登りは基本的に歩き、

登りは歩き.jpg

下りは軽快に駆けていきます。

下りは走る.jpg

繰り返す登りと下りの間には、「すずのこ平」とか、

すずのこ平.jpg

「もみじ平」とか、

もみじ平.jpg

天気さえよければ見晴らしがきくという、「千軒平」もありました。



千軒平.jpg

こうして11時35分に1周目を終えると、20分ほどの休憩を挟んだ後で、おかわりの2周目に入っていきます。相変わらず曇ってはいるものの、1周目よりは少しだけ明るくなった空のもと、走ったり、歩いたりしてトレイルランを楽しみました。

走ったり歩いたり.jpg

ゴールに近い「きたけ峠」で休憩した際には、寝不足だったのか、突然寝入ってしまうsappanさんでありました。

きたけ峠.jpg

こうして、2周目を終えたのが午後2時13分。若いランナー達に、なんとか遅れをとらずに付いて行くことができましたが、これもひとえに、さりげなく手加減してくれたおかげだと思います。

ところで、走っている途中に、「みんなボクよりずっと若いね」と言ったところ、「とのさんはレジェンドです」と返されます。私のことは、ブログを読んで知っているとのことでした。とはいえ、「レジェンド」どころかすでに「ズィ エンド」と言われても仕方がないような落ち目のおじさんは、思いもかけない褒め言葉をいただき、恐縮至極でありました。


〈コースの記録・Byガーミン〉
タイム (1) 2時間15分51秒 
タイム (2) 2時間11分20秒
距   離 9.5Km×2周
累積標高差 625m ×2周



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posted by との at 00:58| 鳥取 ☀| Comment(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月10日

『DAISEN GREEN RUN FES 2020』開催決定!


国内で新型コロナが広がりはじめた2月下旬以降、多くのランニング大会が続々と、中止のドミノ倒しに遭っています。年内はほぼ壊滅状態で、私が最後に参加した2月の「熊本城マラソン」が来年の大会の中止を早々と発表するなど、この風潮はさらに続きそうな気配です。

そんな中、私の地元である大山町で8月に『DAISEN GREEN RUN FES 2020』を初開催するとのお知らせメールが先日、企画する一般社団法人 ITADAKIから届きました。その内容は、8月22日(土)に大山寺周辺でロゲイニングの大会を、翌23日(日)にはスキー場の芝生とスキーのクロカンコースを使った「スカイトレイルラン」を行なうというものです。


[大山寺参道]
大山寺参道.jpg

広島市に本拠を置くITADAKIは、プロトレイルランナーの奥宮俊祐さんをレースパートナーとしており、主に中国地方で多くのトレイルランの大会や、最近ではウルトラマラニックなども企画しています。
私は、ITADAKIが企画するものでは今までに「三原・白竜湖トレイルランレース」、「瀬戸内アイランドトレイル in 呉・とびしま」、「くだまつ笠戸島アイランドトレイル」、「最上稲荷トレイルランレース」、「可部連山トレイルラン in あさきた」、「Nagi Peaks Tough Trail Challenge」、「秋吉台カルストTRAILRUN」、「比婆いざなみ街道マラニック」と、8つもの大会に出ています。いずれも地元色豊かな企画と丁寧な運営で、とても好感が持てるものでした。私の場合、ITADAKIの大会ではハズレに逢ったことがないので、次々と出場を重ねたというわけです。
待ち望んだ大会の開催で、しかも地元。さらに企画がITADAKIとくれば、これを見過ごす手はありません。「いただき!」と即決で参加を決めたというものです。

[奥宮さんとのツーショット(秋吉台カルストTRAILRUNで)]
ツーショット.jpg

さてスカイトレイルランは、7Kmのコースを1周するシングルの部と、これを2周するダブルの部、さらには3Km程度のキッズの部と親子の部もあります。私がエントリーしたのはダブルですが、距離としてはさほど長いものではありません。
しかし、中の原スキー場のゲレンデの斜度はけっこうきついので、登りを走れないのは当然ですが、路面が意外に荒いので、下りも勢い良く走る自信はありません。しかも日陰が無いので、晴天であれば日射しとの闘いになり、結構厳しい展開が予想されます。

[中の原スキー場の下り]
中の原スキー場の下り.jpg

ところで、スキー場の下にあるクロカンコースへは以前、一人で入っていったことがあります。勾配はさほどきつくなく、ブナやナラの樹林に囲まれたトレイルを気持ちよく駆け巡っていたところ、コース脇に子牛でも入りそうなほど大きな檻があるのを目にします。それはよくあるイノシシ用の檻の数倍はあろうかというジャンボなのもで、クマの捕獲用であることはすぐにわかりました。肝を冷やした私は踵を返し、一目散にゲレンデの方へ引き返したことを、いま鮮明に思い出します。
あれ以来、そこへ足を踏み入れたことはありませんが、250人ものランナーが一斉に走れば、もしクマがいても怖れをなして退散してくれるでしょうから、気になっていたあのコースを、今回の大会で心置きなく走れることはとても嬉しいです。

[コース図]
コース図(小).jpg

さて、あれこれ期待に胸が膨らみますが、このところ、東京など都市部を中心にコロナの感染者が急増しており、第2波襲来の不安がないではありません。どうかこのイベントが無事に実施され、各地のランニングイベントが小さな規模のものからでも再開されるきっかけとなり、併せて大山寺参道が再び活気を取り戻すための“呼び水”になりますようにと、「大神岳(おおかみのたけ)」と崇められてきた大山さんへ、祈らないではいられません。



[DAISEN GREEN RUN FES 2020 ホームページ]
 ↓ ↓ ↓
http://daisen-grf.com



【8月13日追記】
新型コロナウイルスの感染拡大のため、延期されることになりました。延期後の開催日は2020年10月初旬〜中旬とアナウンスされています。



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posted by との at 23:16| 鳥取 ☁| Comment(2) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月03日

大山山麓名水めぐりロンリーマラニック



月に1度や2度は大会に出ていた私ですが、3月以降に参加を予定していた大会は、新型コロナのためにことごとく中止となりました。それ以来、ひたすらぼっちランを続けている私ですが、ただダラダラと走ることにもそろそろ飽きてきました。大会ではなくとも、テーマや目標を持ってやれば少しは張りが出るかもと、6月27日(土)は一人ぼっち企画『大山山麓名水めぐりロンリーマラニック』をやってみました。
大山山麓には、名水が涌き出るスポットがいくつかあり、普段のぼっちランでも水場としてときどき使っていますが、今回は、それらをエイド代わりにして一気に巡ろうというものです。スタートは午前9時20分。伯耆古代の丘公園から、そろりと走り出しました。

伯耆古代の丘公園.jpg

まもなく、きつい上りが続く淀江地区農免農道へ。最も急な部分の斜度は10%。ハムストリングスが発する、歓喜の悲鳴が聞こえます。


上り勾配10%.jpg

「淀江どんぐり村」へ着いたのは、午前10時半。近くにある「本宮の泉(ほんぐうのいずみ)」から引かれた湧水を、ボトルに汲んで喉を潤します。水場の先には、これから向かおうとしている大山が、その勇姿を見せていました。

どんぐり村.jpg

その後も高度を上げていき、赤松集落を抜けてしばらく行ったところで右折すると、すぐに観光道路を横切ります。

観光道路を横切る.jpg

勾配が比較的少ない県道36号線をしばらく進み、『地蔵滝の泉 →』の標識があるところで、脇道に逸れて水場に向かいました。

「地蔵滝の泉」標識.jpg

「地蔵滝の泉(じぞうだきのいずみ)」のところにはかつて、5mほどの滝があったそうです。しかし、昭和34年の伊勢湾台風に伴う豪雨によって滝は崩壊し、今はその姿を見ることができません。
なお、水を汲めるところは、お地蔵さんの裏手の方にあります。私より少し前に来た老夫婦は、両手にポリタンクを持って、車に運び込んでいました。


地蔵滝の泉.jpg

さて、そこから少し行き、「大山ガーデンプレイス」に差しかかったところで時計を見ると、すでに正午前。小腹が空いてきたので芝生に腰をおろし、持ってきたベーコンサンドと自販機で求めた缶コーヒーで、軽い昼食を済ませます。

大山ガーデンプレイス.jpg

その後は、大山へ向かって続く長い坂を上っていきました。「駆け上がって」と言いたいところですが、次第に強まる日射しに痛めつけられこともあり、もともと遅いペースをさらに落とします。


大山へ向かう.jpg

午後1時に桝水高原へ着きました。「桝水地蔵尊(ますみずじぞうそん)」の名水は、何年か前までは筒からチョロチョロと流れ出ていた記憶がありますが、その後に改修され、今は蛇口から汲むようになっています。これはやや風情を欠く光景ですが、元禄9年にこの水が枯れて以降、しばらく凶作が続いたという歴史もある水場なので、節水もいたしかたないところでしょう。

桝水地蔵尊.jpg

桝水から環状道路を3キロほど進んだところにあるのは、「清浄泉(せいじょうせん)」。筒の先からチョロチョロと水が流れていますが、数年前から、その筒先の位置が下がってしまったようで、水溜りの中に半分浸かった状態になっています。溜まった水を汲み上げることには少し抵抗があり、この水を飲むのはやめておきました。

清浄泉.jpg

ここから大山寺の旅館街へ続く道路の歩道は、柔らかな木質のチップを埋め込んだ作りになっています。年月を経てこの上に苔がつき、トレイル気分で走ることができます。

木質チップの歩道.jpg

大神山神社の参道は、自然石を敷き詰めたものとしては日本一長い720m。滑りやすくてランには不向きですが、その風情は抜群です。

自然石の参道.jpg

社殿に続く大きな石段の手前にある手水舎は「御神水(ごしんすい)」と言われ、延命長寿のご利益があるそうです。あまり長生きはしたくない私ですが、この水は冷たくておいしいので、ゴクゴク飲んでしまいました。

延命水.jpg

権現造りの社殿の前で手を合わせると踵を返し、大山道路を下っていきました。

大山道路を下る.jpg

大山青年の家近くの交差点で左折し、赤松方面へ向かいます。赤松集落を抜ける時に自販機でコーラを買ったところ、炭酸で腹がパンパンになってしまい、しばらく走ることができませんでした。

コカコーラ.jpg

次に到着したのは「本宮の泉」。いつの間にか太陽は雲に隠れ、暑さから涼しさに変わっています。大きな池と東屋が、ゆっくりと流れる時間を演出しているようでした。


本宮の宮.jpg

ここからスタート地点の伯耆古代の丘公園までは、約6キロ。その途中に、ちょっとだけ寄り道して「天の真名井(あめのまない)」へ立ち寄ります。真名井へは今までも何度か来ていますが、いつもとは違う方向から向かったため、集落に入ってから道に迷いそうになりました。すれ違った人に尋ねて方向を確認し、水場へ着きました。
昔懐かしい藁屋根の水車小屋には、なんとも言えない風情があります。ここでは水を汲みませんでしたが、水場に近づくと足元に冷気を感じます。

天の真名井.jpg

それから1キロほど走り、午後5時40分に古代の丘公園へ帰り着きます。ガーミンの計測で、走行距離42.8キロ、累積標高差1,118mのコースを、8時間あまりかけて巡るのんびりランでした。

ルート.jpg

ところで、私はあまり使うことがありませんでしたが、実はここにも15°Cの大山の湧水と33°Cの天然温泉水が出る水場があります。私は天然温泉水で喉を潤し、この日の仕上げとしました。



温泉水.jpg

そしてこの後は、敷地内にある「淀江ゆめ温泉」に浸かり、この日の疲れを癒したということは言うまでもありません。

淀江ゆめ温泉.jpg



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posted by との at 21:57| 鳥取 ☔| Comment(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする