2020年08月25日

大山コルリンパトレイル



8月22日(土)は、『大山コルリンパトレイル』に参加しました。これは大山周辺の、トレイルというよりはむしろ“ガチ登山道”とでもいうべきルートを巡るもの。博労座から時計回りに川床、親指ピーク、振子沢、駒鳥小屋、文鳥水、三ノ沢、横手道を経て帰ってくるまでの距離は20キロ超で、獲得標高が1200mほどになります。区間の一部には、生い茂る草木ですれ違いも困難なほど狭いところや険しい岩場もある、かなりハードなコースです。


[コース図]
コース図.jpg

ところでこの企画は、ラン仲間のグループである「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の会」のサマーイベントとして実行されたものです。もともと秘密結社のようなこのグループに所属するのは、私を含めてわずか5人。今までも何度か一緒に走ったり飲んだりしており今回も、「久しぶりに飲みたいね」というところからはじまり、「せっかくだから、ランもしてから泊まって飲もう」という話になりました。そこへ新たなメンバーも誘い込み、昼の部は大山滝の前で流しソーメンを作って食べる5名の“ソーメン隊”と、ガチなトレイルへ向かう4名の“コルリンパ隊”の2隊に分かれて行動し、主要な目的である夜の慰労会で合流するという企画に発展します。
しかし残念なことに私はその後、諸般の事情で夜の部への参加をキャンセルせざるをえなくなり、昼のランのみ仲間になりました。
ということで、我らコルリンパ隊は午前8時の少し前に、ソーメン隊の見送りを受けながら博労座から走り出します。

スタート.jpg

先導役は、2週間前に一人でコースの下見をしてきたという隊長のケンちゃん。この日も終始、力強い走りでメンバーをリードしてくれました。

ケンちゃん.jpg

我々はまず、環状道路から川床、大休、親指ピークを経て、ユートピアへと向かいます。この区間は、1週間前に別なグループで走った「大山トレイル練習会」の後半部分へ逆から入っていくものになります。大休峠を過ぎたところでは、「まるでジャングルのよう」という前週に走った時に持った感覚が、あらためてよみがえります。


ジャングル.jpg

険しい岩場では、スノーボードクロス全日本選手権での優勝を目指しているという花ちゃんが、その鍛え抜かれた白い生足を惜しげもなくさらけ出していました。


花ちゃんの生足.jpg

ここを越えると、先週は逆の方向から見ていた親指ピークが視界に入ってきます。

親指ピーク.jpg

この日の私はノーヘルでしたが、難なくこれを越します。そして、親指ピークとの初めての格闘に歓喜の雄叫びを上げる後続のきみちゃんの方を振り返り、そっとカメラを向けました。

きみちゃん.jpg

ここからは、樹々の緑の中に引かれた細い線のような登山道をたどり、ユートピア近くの尾根にある白いケルンを目指して登っていきます。

ケルンを目指す.jpg

ケルンのところで短い休憩をとってから、振子沢へと下りていきました。この間の茂みはとても深く、足元すらよく見えないほどです。段差に気をつけながら、慎重に下っていきます。

振子沢へ下りる.jpg

振子沢に入ったのはこれが3度目ですが、前回は5年前。当時はある程度下ったところから、沢に並行した登山道を辿った記憶があります。しかし今回は、草木が覆い隠してしまったためか、それを見つけることができません。やむなく、川のようになった岩場を歩かざるをえず、かなりの時間と体力をここで費やすことになりました。


振子沢.jpg

地獄谷に着いたのはちょうど正午。バックパックには飲料水がまだ1L近く残っていましたが、冷たい川の水の方がずっと美味いので、これを汲んで飲みました。



地獄谷.jpg

この後は鳥越峠を越え、この日最後の登りとなる文珠越もこなしますが、

文珠越.jpg

下る途中でケンちゃんの説明を受け、初めて目にする文鳥水のことを知ります。ここは水場なのだそうですが、汲めるほどの水量はないように見えました。



文鳥水.jpg

そして三の沢近くで環状道路へ出ると舗装路をしばらく進み、最後に横手道のトレイルを走って、この日の仕上げとあいなります。

横手道.jpg

こうしてモンベル大山店の前に着いたのが、午後2時10分。このあと大山山頂へ向かうというタフ過ぎる花ちゃんとはここで分かれ、この日のコルリンパ隊は任務を終了しました。コースタイム8時間としていた行程を6時間半ほどで終えたのは、少なくとも私にとってみれば、花丸以上の出来と言えます。

モンベル.jpg



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ラベル:トレイル
posted by との at 21:34| 鳥取 ☀| Comment(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月19日

大山トレイルラン練習会


8月15日(土)は、走友のsappanさんプロデュースによる「大山トレイルラン練習会」へ参加しました。
コースは、博労座の大山ナショナルパークセンター前からスタートし、大山寺参道〜大神山神社参道〜寂静山〜中の原ゲレンデ(上り)〜宝珠山〜ユートピア小屋〜大休峠〜川床〜博労座と、かなりハード。特にユートピア小屋と大休峠の間は、上級者向けの難コースと言われています。「石橋を叩いて壊す男」を自認する私は、いまだかつてこの区間にチャレンジしたことがありません。
ちなみに終了後、Stravaによる計測結果を見たところ、距離15.8Km、獲得標高1,111m、最高高度1,526mと記録されていました。

コース図.jpg

この日のメンバーは、県東部と西部在住の各3人にsappanさんを加えた計7人。午前8時20分に、大山ナショナルパークセンター前からスタートし、大山寺参道を上っていきます。



大山寺参道.jpg

大神山神社の参道の途中から左折し、「大山僧兵コース」の一部となるトレイルを進んで寂静山山頂へ到着です。ここで7人の侍たちは、大山北壁を背にして記念写真におさまりました。それにしても、私以外はなんとイケメン度の高い男たちなのでありましょうか。

[イケメンとイクメンたちに混じる私(極左のアカ)はトシイクメン]
記念写真.jpg

さてその後、トレイルと治山管理道を下って中の原スキー場ゲレンデに着きました。そして、ここからはリフトのケーブルに沿ってゲレンデを上りはじめます。しかしこれが思いのほかきつく、走れたのは初めだけで、すぐに歩きに変わりました。
しかも、しだいに斜度がきつくなるため、ペースもどんどん落ちていきます。他のメンバーたちの背中はしだいに遠ざかり、三角形のゲレンデの頂点に着くまでに200mほど離されていました。「序盤でこの体たらくでは、先が思いやられる」と思いましたが、心優しいイケメンたちはこの時もこの後も、遅れがちな私を見捨てたりはせず、適時休憩を入れてペースを会わせてくれました。

スキー場上り.jpg

この後は、宝珠山の森に入り、ユートピアを目指して上っていきます。

宝珠山登り.jpg

岩やロープを掴んで登るところもありますが、


岩を摑む.jpg

北壁を見ながら緑の中を進むのは、気持ちのいいものでした。

気持ちいい.jpg

ユートピアに着いたのは10時45分。スタートしてから2時間あまりたっています。

ユートピア小屋.jpg

ここでしばらく休憩した間に、私が取り出したのはヘルメット。実はこれ、6年も前に購入していたのですが、山で使うのは初めてでした。購入のきっかけは、川床から一向平へ一人で向かっていたとき、中程の大休峠の山小屋のところで、ユートピア方面から単独で来た登山者がこれと同じヘルメットをかぶっていたのを見たからです。ユートピアから大休峠の間にある“親指ピーク”は難所と聞いていた私の脳裏に、「そちらへ行くにはヘルメットが必要なのだ」と刷り込まれてしまったのです。
その時は地獄谷へ入りましたが、堰堤をよじ登る際に頭上から落ちてきそうな岩を見たこともあり、いずれにしても今後は必要になると考え、すぐにネットで買い求めました。しかしそれ以降、地獄谷へも親指ピークへも行く機会がなく、このヘルメットはママチャリでの通勤にしか使われることがありませんでした。
あるとき職場の若い職員が、「PETZLのシロッコじゃないですか。どうしてこんないいヘルメット持ってるんですか?」と問いただしてきたことがあります。おじさんの通勤には決して似つかわしくないこのド派手で高価なヘルメットは、ついにこの日、その本来の目的を果たそうとしているのであります。6年越しのヘルメットデビューに感動で心がうち震えましたが、私以外の誰もヘルメットを用意していないのは、いったいどういうことなの?

ヘルメット.jpg

さて、低木が生い茂る登山道を進んで行くと、視線の先に尖った岩山が見えました。写真で見たものよりも小さそうですが、もしかしたらこれが親指ピークなのかと思いました。

小指ピーク.jpg

しかし、これは俗に「小指ピーク」と言われている岩とわかりましたが、せっかくなので登ってみました。


小指に乗る.jpg

これを過ぎて少し行ったところで、今度こそ間違いなく“親指”と思われる急峻なピークが見えてきました。


親指ピークだ.jpg

遠目には「あれを登れるのだろうか?」と思いましたが、実際には比較的広い登山道があり、危険は感じませんでした。

親指のアップ.jpg

私は、岩の横に回り込んだロープを伝ってここを過ぎましたが、直後に通過したメンバーは、このピークのてっぺんに立ってポーズをとっていました。それにしても危ないなあ。言ってくれたら、ヘルメット貸してあげたのに。

回り込む.jpg

このあとは、ジャングルのようなトレイルを進み、

ジャングル.jpg

12時30分に、大休峠の避難小屋に到着です。

大休峠小屋.jpg

ここから川床までの約4Kmは、今回のコースで唯一走れる下り基調のトレイル。私はヘルメットを脱いで、走りのモードに入ります。しかし、ここから脱兎のごとく駆け出すイケメンたちには、とても付いていけませんでした。


下りを走る.jpg

こうして、いくらか遅れて川床に着いた私が目にしたのは、川遊びに興じるメンバー達の姿でした。私も冷たい川の水を頭からかぶり、ペットボトルに汲んではゴクゴクと飲みました。

水遊び.jpg

心も体もすっかりクールダウンした後は、博労座までの約3.5Kmをみんなでのんびりウォーキング。こうして午後3時より少し前に、博労座へ帰り着きました。

帰着.jpg



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posted by との at 18:34| 鳥取 ☁| Comment(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月08日

かんべの里・みんなでトレイルランニングレース(ボランティアスタッフ)



8月2日(日)は、松江市の「出雲かんべの里」のてんぐの森を会場におこなわれた『かんべの里・みんなでトレイルランレース』にボランティアスタッフとして参加しました。これは、出雲市の走友“ニシやん”がプロデュースしたもので、初開催のイベントです。
かんべの里には7年か8年ぐらい前に、奥方と訪れたことがあります。そのときは「八雲立つ風土記の丘資料館」を見学するために来たのですが、近くにあったこの施設にもついでに立ち寄り、民話館では語り部による生の民話を聞かせてもらいました。それ以来となる訪問ですが、あの時はこの敷地の中にトレイルコースがあることなど、まったく気づきませんでした。

[受付の向こうが民話館]
受付と民話館.jpg

さて今回のイベントは、タイトルこそ「レース」となっているものの競走ではなく、「自分のペースでかんべの森の自然を楽しみ歩いたり走ったりする」というのが開催趣旨です。1周1.2キロでトレイル率100%のコースを、親子の部は1周、小学生の部は1周又は2周、中学生の部と大人の部は3周することになっています。50人ほどの参加者の大半は、子どもか親子での参加でした。

[開会式のようす]
開会式.jpg

開会式を終えると、はじめに小学生と親子の部のスタートとなります。この時の私の役割は立哨(りっしょう)で、濡れた木の上を渡る箇所に立ち、「滑るから気をつけて!」と声をかけるのが仕事でした。

木橋.jpg

さて、小学生と親子の部のあとは、中学生の部と大人の部が同時にスタートします。この時はマーシャルとして、ランナーと一緒に走る役割でした。スタートラインに立ったのは10人に満たないほどで、「あれっ、こんなに少ないの?」と正直言って、少し気が抜けます。

中学生と大人のスタート.jpg

しかし、これで油断したのかもしれません。マーシャルは中間あたりを走ることになっているのに、スタート直前にログをとるためのスマホ操作をしていた私は出遅れてしまい、不覚にも最後尾からの出走となりました。

スタート直簿.jpg

前に出ようと焦るものの、少数ながら実は精鋭ばかりだったランナーたちの猛烈なスタートダッシュの後塵を拝し、どんどん離されて行きます。それでもなんとか2人を抜き去りましたが、その先をいくランナーたちの背中はしだいに遠くなり、視界に入ったり消えたりしていました。
いくつかのカーブを過ぎた時、先行するランナーが突然見えなくなります。だいぶ先まで見通せるところでもその姿はなく、「おかしいなあ。もしかしてコースミスか?」と思いました。しかし、迷うような分岐を見た覚えもないので、そのまま進み続けたところ、とうとう行き止まりになってしまいました。

行き止まり.jpg

これでようやく観念して引き返し、見逃していた分岐に戻ります。そこでは鋭角に右折しなければいけなかったのに、私は猪突猛進し、谷の奥へと突き進んでしまっていたのです。その様子を目撃したというスタッフのN女史には、「とのさん! と呼んだのに、そのまま行ってしまった」と笑われました。

分岐.jpg

ここで2周目となるランナーたちが何人か通り過ぎるのを待ち、さりげなくその流れに紛れ込みます。やれやれ。

コースに復帰.jpg

それにしても、受付時間の前にはニシやんの案内でコースを試走しながら、いざ本番でコースミスという洒落にもならない失態をしでかした私は、いったい何をしにかんべの里へ来たと言うのでありましょうか。ランナーとスタッフの皆様には、合わせる顏もありません。本当にお恥ずかしいことです。


ドジなマーシャル.jpg



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ラベル:トレイル
posted by との at 11:23| 鳥取 ☁| Comment(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする