2016年05月09日

川の道フットレース 254Kmの部(前半)


5月の連休は、「第12回日本横断 川の道フットレース」に参加しました。
この大会は、甲武信岳を分水嶺として繋がる荒川と信濃川(長野県内では千曲川)沿いに、太平洋から日本海へと続く「川の道」をたどるものです。
コース全線の荒川河口から新潟市までの総延長は520キロ。これがこの大会のいわゆる「フル」なのですが、このところの応募者急増のため、昨年の大会からエントリーは抽選となってしまいました。
しかもいきなりフルへの応募はできず、まずはコース後半の254Kmの部(千曲川〜信濃川ステージ)、つまり「ハーフ」を完走する必要があります。もちろんこちらも抽選ですが、くじ運がめっぽう強い私は初めての応募ながら、これに通って参加することができたというものです。

250キロ以上の大会は今までに、「萩往還マラニック(250キロ)」2回、「さくら道国際ネイチャーラン(250キロ)」3回、「橘湾岸スーパーマラニック(273キロ)」を2回、それぞれ完走しています。
コースやエイドの環境が全然違うので単純な比較はできませんが、「川の道」の場合は制限時間が58時間と比較的長いこともあり、「無理をせずにゆっくり行けば、必ず完走できる」と甘く考えていました。

結果から言えば完走はしたものの、後半は走れない状態になってしまい、ランと言うよりも、長く辛い「ウォーク」を経験することになります。

[スタート前]
スタートは、小諸グランドキャッスルホテル前から.jpg

254Kmの部のスタートは、5月3日の午前11時。ゴール関門は、2日後の5日午後9時となっています。44人のランナーたちは、小諸市の懐古園に隣接する小諸グランドキャッスルホテルから、ゆっくりと走り出しました。

小諸市内を走る(3日11時21分・約3キロ).jpg

19キロ地点の上田城址の通過時間が13時7分。想定より少し早いタイムです。

[上田城址]
上田城址(3日13時7分・約19キロ).jpg

この後は、少しピッチを落としながら郊外へと進んでいきました。

[郊外へ(3日14時29分・約29キロ)]
郊外へ(3日14時29分・約29キロ).jpg

さて、「川の道」と言っても川土手を走るわけではなく、基本的にはこれに沿った国道や県道を進みます。時おり川を横断するときに、美しく流れる風景を楽しむことができます。千曲市の篠ノ井橋から見た千曲川は、穏やかに流れていました。


[篠ノ井橋から千曲川を見る(3日16時13分・約43キロ)]
篠ノ井橋から見る千曲川(3日16時13分・約43キロ).jpg

「牛に引かれて善光寺参り」の古語で知られる善光寺は、コース上に10カ所設けられたチェックポイントの一つです。夕闇が迫る午後6時20分に境内へ入り、ランナーに義務づけられている本堂での参拝を済ませました。
なおこのあたりから、我々より3日早い4月30日に東京の葛西臨海公園駅前をスタートした520Kmの部のランナーたちの姿を、ぼちぼちと捉えはじめました。

[善光寺(3日18時20分・約56キロ)]
牛に引かれて善光寺参り(3日18時20分・約56キロ).jpg

この後、バックパックからライトや反射材を取り出し、1日目のナイトランに入っていきます。
この日は気温が高く、スタート時から薄いTシャツ1枚で走っていました。夜に入ったらウェアを重ねるか防寒着を羽織るつもりでしたが、あいかわらず暖かいので、そのまま走り続けました。

[夜になっても気温は下がらず(3日21時11分)]
夜になっても気温は下がらず(3日21時11分).jpg

ところで、この大会ではエイドが非常に少なく、公式なそれは2カ所しかありません。したがって、コンビニがその代わりとなります。しかし、コンビニがどこにあるか知らないので、エネルギー切れをおこさないよう、おにぎり、サンドイッチ、コーヒーなどを早め早めに補充しました。

エイドはコンビニ(3日23時43分・約85キロ).jpg

3日の深夜から4日の午前中にかけては、降雨の予報でした。これに違わず、深夜3時頃から小雨模様となってきました。そして、4日の午前5時頃から雨が強まり、7時頃までは、ずぶ濡れになりながらのラン。

体の方は防水のジャケットで守れますが、シューズが濡れると足の裏の皮がふやけ、水ぶくれができやすくなります。非常にいやな状態ですが、どうしようもありません。足の裏をかばうため、微妙なアップダウンでは無理をせず、慎重に進みます。

[無情の雨(4日5時5分・約109キロ)]

無情の雨(4日5時5分・約109キロ).jpg

約119キロ地点の宮野原橋を渡るところが、長野県と新潟県の県境です。

[長野県から新潟県へ(4日6時59分・約119キロ)]
新潟県に入ると千曲川が信濃川になる(4日6時59分・約119キロ).jpg

ここで千曲川は、信濃川へと名前を変えます。

[信濃川]
信濃川.jpg

このコースのほぼ中間にあるレストポイントの鹿渡館へは、4日の午前9時42分に着きました。午前8時から11時くらいの到着を想定していたので、ほぼ予定どおりと言っていいでしょう。

[鹿渡館]
レストポイントの鹿渡館へ到着(4日9時42分・133キロ).jpg

ただし、問題が生じていました。やはり朝方の雨の影響で足の裏が痛くなり、鹿渡館が近くなってからは、痛みのために走れなくなっていたのです。
ここからゴールまでは121キロ。しかし時間は35時間も残っています。仮に走れないままでも、1時間に4キロのペースで歩けば30時間あまり。鹿渡館とコンビニ等での休憩を計4時間みても34時間。「これなら歩いてもギリギリで完走できるはず」と思いました。
100キロ以上を歩こうなんて、それまで考えたこともありませんでした。過去にもウルトラマラソンで一時的に走れなくなることはありましたが、必ず回復していましたし、痛みがあっても我慢して走り続けていました。しかし、今回ばかりは、それができそうにありません。


それにしても、私にとって走れないということはとてもストレスで、走りの代わりに歩くことが楽しいとは、まったく思えません。しかし、ゴールを目指すためには、他に選択肢がありません。
鹿渡館で1時間の仮眠を含む2時間あまりを過ごしてから、やおらコース後半へと“歩き出して”いきました。

(後半)へ進む → http://t-tono.seesaa.net/article/437976528.html


 
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ラベル:超ウルトラ
posted by との at 14:08| 鳥取 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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