2017年07月13日

第3回山岳後山マラソン大会


7月9日(日)は、美作市後山で開催された「第3回山岳後山マラソン大会」へ参加しました。
会場は岡山県の北東部。鳥取県の西部に住む私は山陰道を東進し、鳥取市からは鳥取自動車道へ入ります。県境を少し越えたところで西粟倉ICを降り、深い山々に囲まれた道をクネクネとたどって会場へ着きました。
この大会の正式な名称は、「第6回美作・後山24時間リレー&山岳後山マラソン大会 in 愛の村パーク」という長いもの。実は前日の土曜日の正午から、24時間マラソンも行なわれており、どうやらそちらの方がメインのようです。会場の「愛の村パーク」脇にある1周1.7キロの周回コースには、前日から徹夜で走り続けているランナーたちの姿がありました。


リレーランナー.jpg

さて、山岳マラソンの開会式に続いてあった競技説明で、重大な発表がありました。それは、「前日の夕方に降った豪雨のために山道が荒れ、選手を安全するために中盤のトレイル部分をカットしたコースに変更する」というもの。
実はこのコース、もともとは距離が30キロで、そのうちの約75%が舗装道路、約25%が未舗装道路ということになっていました。スタートしてから上り基調の舗装道路を延々と走り、その後ようやくトレイルへ入ります。省略されたのは、駒の尾山を経て鍋ケ谷山で折り返してくる往復6キロのトレイル区間で、たぶんこのコースでもっとも美味しいところ。これが無くなるのはとても残念ですが、雨でぬかるんだトレイルは実際走れたものではありません。この決定は、妥当なものと言えるでしょう。

開会式.jpg

スタート前にスタッフが、行く手に見える山を指し「カットされたのは、あの山の尾根です」と教えてくれました。山頂に少し雲がかかるその光景は、美しいものでした。


山.jpg

山岳マラソンの部のスタートは午前9時。エントリーしていたのは、男女合わせてたったの46人でした。比較的若いランナーが多く、みんな勢い良く飛び出していきます。やや気後れした感のある私は、後ろの方からそっと出て行きました。

勢い良くスタート.jpg


上り基調とはいえ、序盤はかなり上り下りの変化が激しいコースです。こまめなアップダウンが嫌いではない私ですが、蒸し暑さもあってかペースは上がらず、周囲のランナーについていくのがやっとです。

微妙なアップダウン.jpg

スタートして6キロほど行ったところで右折し、ひたすら続く急な上り坂へ入ります。ここで歩きはじめるランナーもあって、一人また一人とかわし、少しずつ前へ出ていくことができました。


上りは歩く.jpg

標高が上がるにつれ、しだいに涼しくなってきます。折り返してくるランナーが深い霧の中から突然飛び出してくるのには、何度も驚かされました。


霧の中.jpg

バーベキュー場と思われる大屋根の施設の横が、折り返し地点。本来ならここからトレイルへ入っていくようですが、この日はここでペットボトルの水をもらい、引き返すことになります。

折り返し地点.jpg

急な上りの区間では順位を6つか7つ上げていた私ですが、これを折り返したとたんに大幅にペースダウンしました。しかし、開会式で主催者からあった「下りは急なので決して飛ばさず、ゆっくり走ってください」という異例の注意を遵守したのは、私くらいなもの。ガラスの膝を守りたいがゆえの保身の行動とはいえ、本当に面目ないことです。ジョギングみたいな走りの私は、下りに入ってからは次々と抜かれるばかりでした。

下りでは抜かれる.jpg

右折すればスタート地点へ入る交差点をそのまま直進し、3キロほど行ったところにある後山キャンプ場で、ちょこっとだけトレイルに入ります。

ここからトレイル.jpg

うわぁフカフカ・・・。

うわあフカフカ.jpg

しかも、小さいけど滝だってある。

滝.jpg

しかし、感動的なトレイルはわずか300メートルほどで終わり、コースは砂利道へと変わります。

砂利道.jpg

これもほどなく終わってT字路へ出ると、残すは3キロほどの舗装道路。

舗装道路へ.jpg

この間の下りでも、だめ押しのように2人ほどに抜かれます。

最後も抜かれる.jpg

それでも森林浴のようなランを十分に堪能し、ゴールへと帰ってきました。

ゴールへ.jpg





(私の記録)
タ イ ム 3時間21分58秒
部門順位 27位/41人(男子/エントリー数)




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2017年07月07日

第32回サロマ湖100Kmウルトラマラソン(後半)


さて、サロマのコースはほんとどフラットなのですが、50キロから60キロの間にアップダウンが2・3カ所あります。といっても、その標高差は最大で40メートルほどの小さなもの。ふだん大山の麓をフィールドにしている私にとって、この程度の坂は「平地」の部類に入ります。ここを歩くランナーも結構いますが、私は当然駆け上りました。


微妙な上り.jpg

しかし、中盤以降で他のランナーを抜いたのは、この上りだけ。下りやフラットな部分では、周囲のランナーにどんどん置いていかれる私でした。

小雨になる.jpg

サロマ湖の湖面の色はあいかわらず冴えず、対岸も見えないまま。そこにもってきて一時は止んでいた雨が再び降り始め、なんだか気持ちも沈みがちになります。


サロマ湖畔へ.jpg

そしてこんなに寒いと、近くなるのがトイレです。スタート前にちゃんと済ませていたのに、この日はスタート直後から尿意をもよおし20キロあたりで1回目を、それからさほど間もない40キロあたりで2回目の小用に時間をとられることになります。
50キロを過ぎてまたしたくなったのですが、この日のトイレはどこも行列。下手をすると5分も10分も待たなければなりません。道ばたの草むらで用を足すランナーも少なからずいましたが、なんといっても私にとっては、「ウルトラの聖地」であるサロマ。そんなことをしたら、ウルトラの神様から天罰を受けるに決まっています。結局我慢に我慢を重ね、3回目のそれを済ませたのはワッカに入る手前の75キロ地点あたり。この日は、ある意味「我慢の走り」を貫きました。
ゴール後に、あるランナーとの雑談で私が、「3回もトイレに行った」と話したところ、「それは少なかったですね。私は6回でした」と反応されました。相当なロスタイムだったことでしょう。


トイレ(約42.5キロ地点).jpg

さて、65キロあたりの林の中を走る区間では、雨の勢いがひときわ強くなりました。心も体も寒さに震え、ペースはいっそう遅くなります。

雨足が再び強まる(約64キロ地点).jpg

有名な「斉藤商店」さんの私設エイドでは、豊富なメニューを楽しみにしていたのですが、時間が気になるのでブルーベリーをいただいただけで通過しました。

齊藤商店.jpg

69キロ地点の関門時刻は13時59分ですが、ここの通過タイムが13時34分。余裕は25分しかなく、中間点での貯金を少し減らしています。


69キロ地点の関門.jpg

79.3キロ地点の関門時刻の15時19分に対し、通過は15時6分。余裕はわずか13分にまで減っています。追い込まれてきましたが、「絶対に間に合ってやる」と、逆にファイトがわきました。

79.3キロ地点の関門.jpg

幸いにもワッカの原生花園に入る頃には雨があがり、体の動きもしだいに良くなってきます。

ワッカ原生花園.jpg

花は思ったほど多く咲いてはいませんでしたが、それらがまるで高山植物のように見えて、なんだか不思議な世界を漂っているような感覚さえありました。

ワッカ原生花園2.jpg

原生花園に入ってから10キロ近く走り、ようやく折り返します。

ワッカの折り返し地点.jpg

91.5キロ地点の関門は16時54分ですが、通過は16時46分56秒。関門に対する余裕は7分4秒とさらに減っていますが、あとはゴールまで8.5キロを残すだけ。ゴール関門が18時なので、1時間13分でこれを走り切れば大丈夫。アクシデントさえなければ、十分いけるでしょう。

91.5キロの関門(7分4秒前).jpg

さえない走りの一日でしたが、残った力を振り絞って走り、関門7分前にゴールへ入ることができました。

ゴールの光景.jpg

さてゴール後は私を含め、この日の寒さを話題にするランナーが多くいました。ほぼ終日降り続けた冷たい雨が、低い完走率の大きな原因となったことは間違いないでしょう。
実は内心、サロマがほぼフラットなコースであるがゆえに、このところ不調の私でも「うまくいけば11時間ちょいで、悪くても12時間あればゴールできるだろう」と甘い目論見を持っていました。しかし結果は20キロで早々と失速し、あとは「あぁぁぁぁ・・・」と言うような体たらく。原因はやはり、雨と寒さでありましょう。
いやいやちょっと待て。そういえば、1ヵ月前の「えびす・だいこく100Kmマラソン」では逆に、「強い日差しと暑さ」を失敗の理由にしていました。それ以前のレポートを見ると、ある時は「直前にあった宴会で飲み過ぎたから」、またある時は「足の裏に水ぶくれができた」、そしてある時は「カーボローディングしたら体重が増え過ぎた」などと、いつも上手に言い訳を探してきている私です。
こんなのじゃなく、たまには「今回は予想外に好調な走りができました。その要因は・・・」というような書き出しのレポートをしたためたいものです。えっ、「あんたの実力で、それは無理だろう」ですって?
う〜ん、そうかも。

サロマのメダル.jpg




(私の記録)
タ イ ム 12時間53分32秒(グロス)

      12時間51分59秒(ネット)
総合順位 1372位/1536人(一般男子/完走数)
部門順位  268位/ 306人(一般男子年代別/完走数)
完 走 率 71.4%(男女総合 2311/3236人)
     70.3%(一般男子 1536/2186人)


「前半」へ戻る → http://t-tono.seesaa.net/article/451423018.html



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posted by との at 06:10| 鳥取 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月02日

第32回サロマ湖100Kmウルトラマラソン(前半)


西の四万十、東のサロマ。
マラソンブームはウルトラの世界にも及び、いわゆる100キロマラソンも近年は、各地に乱立気味となりました。そんな中で、この二つの大会は100キロマラソン界では「老舗中の老舗」。ウルトラランナーなら一度は出たい、憧れの大会なのです。
高知県で開催される「四万十川ウルトラマラソン」には、2回出たことがあります。私の住む山陰の片田舎から現地までは、JRの列車を4本乗り継いで8時間あまり。四万十は「ずいぶん遠いところ」という印象でした。

ましてやサロマは北海道。2機の飛行機を乗り継いで行くなんて、私にとっては海外旅行のレベルです。おいそれと行けるところではないので、参加はなかなか実現しませんでした。しかしついにこのほど、「第32回サロマ湖100Kmウルトラマラソン」へ出場し、「いつかはサロマ」という長年の夢を叶えることができました。

飛行場.jpg



なお、この大会にはリピーターも多く、100キロコースを10回完走したら与えられる「サロマンブルー」の称号を持つランナーは、すでに700人超。ゴール会場の常呂町スポーツセンターの百年広場にある通りの壁面には、永久保存されるという彼らの足型のプレートが飾られていました。「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」と言いますが、サロマンブルーの人達は、ここにその足跡を残していくのです。
たぶん最初で最後の参加となる私の場合、それは絶対にありえません。どうせ何も残らないのなら、借金と悔いも残さず、人生のゴールをきれいに終えたいと思っているところです。

足型.jpg

さて、前振りはこのくらいにして、走りに話題を移しましょう。
大会が開催された6月25日は、無情の雨。湧別町の総合体育館前のスタート地点に並んだランナーのほとんどが、ビニールポンチョや合羽を羽織っていました。私もTシャツの上からポンチョをかぶり、「暑いよりはましさ」と、この時点ではまだポジティブに考えていました。

スタート前.jpg

午前5時に、サロマ湖の10キロほど西にある湧別町の総合体育館前から、号砲を合図にスタートです。しかしなにせ、3,200人を越えるランナーが固まりになっており、ラッシュのためにすぐには動くことはできません。比較的前の方につけていた私でも、スタートラインを超すまでに1分半を要していました。

1:30.jpg

はじめはどうせ足慣らし。回りのペースは早いものの、無理に合わせず進んでいきます。
10キロを過ぎたあたりから、右手にサロマ湖が見えてきました。その色は残念ながらブルーではなく、どんよりとした鉛色です。それでも体は軽い感じで、比較的軽快に走れていました。

右手にはサロマ湖.jpg

約19キロほど進んだところが、第1折り返し地点となります。

第1折り返し地点−2.jpg

ここで折り返したとたん、きつい向かい風にあうことになります。気がつかなかったのですが、さっきまで体が軽く感じられたのは、実は追い風のお陰だったようです。

雨が強まる(約29キロ).jpg

20キロ地点のタイムは2時間3分とまずまずでしたが、風の抵抗を受けるようになってからは、ペースが落ちたことがはっきりわかります。そうして、30キロの通過タイムは3時間12分と、この間の10キロはキロ70分ペースになっていました。


30キロ地点.jpg


その後、雨脚も強まってきて、気力が萎えそうです。しかもここで、膝に巻いていたサポーターが水分を含んで伸びてきたような気がしたので、いったんマジックテープを外して再度巻き付けようとしました。ところがなんと、冷たい雨と風で冷えこんでしまった指先が思うように動かず、きちんと装着できないのです。何度も試みますが、簡単な作業にもかかわらず立ったままではうまくいかず結局、縁石に腰を下ろして巻き直すはめになりました。

このときのロスは2分か3分でしたが、これを終えた後に再び走ろうとしたら、この間に足や上半身が固まってしまったのかスムーズな動きができません。その後しばらくは、ヨチヨチとした走りになってしまいました。
結果的には、サポーターの弛みなんか気にせず、あのまま走り続けていたほうがずっとマシでした。
そんなこんなで、ペースはさらに落ち込み、50キロ地点のタイムは5時間50分。この時点での関門時間には40分ほど余裕があるものの、実は5時間20分くらいの通過を想定していたので、ちょっと気持ちが折れました。

50キロ通過.jpg


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2017年06月19日

たまの休日、だからロンリーマラニック


昨年の春に定年退職してからは職に就かず、この一年余りはいわゆる「悠々自適な日々」を送っておりました。
昼間の過ごし方のメインは、スポーツジムへ通うこと。車で30分ほどのところにあるホリデイスポーツクラブ米子店に、平日会員として登録して通い詰め。なので、「仕事は何をしてますか?」と聞かれると、「ジムです」と答えることにしていました。
ところが以前に働いていた職場から、「忙しいのでしばらく手伝ってくれないか」とのオファーがあり、6月から「週4日以内の勤務」という条件で、事務補助の臨時職員として再び働きはじめました。したがって以降、「仕事は何ですか?」という質問の答えは、「事務です」に変わりました。

さて、勤めを再開してから、平日は週に1日くらいしか休めません。先週水曜日の14日は、たまの休日。久しぶりにマラニックを楽しむこととしました。
コースは、道の駅「大山恵みの里」をスタートして大山の方へ南進し、反時計回りにぐるりと回り帰ってくるというものです。

道の駅.jpg


県道や町道などを走れば30キロくらいのコースがとれるので、このあたりは普段からときどき走っています。しかし今回は、概ねそれに沿いながらも、できるだけメインな道路ではなく農道や林道を選ぶこととし、いつもより回り道をして隣の谷に入ったり、一つ先の尾根を越えて行くなどしてアレンジし、距離と標高を稼ぐようにしました。

芝畑のそばを走ったり、

芝畑.jpg

暗い林の中を通ったり、

山道.jpg

アップダウンが繰り返す道を行きました。

アップダウン.jpg

10キロほど走り、地域休養施設「夕陽の丘 神田」に到着。ここでは、持って来たおにぎりを2つ取り出し、ペロリとたいらげます。



山香荘でおにぎり.jpg

ここで進路を東に変え、楽仙開拓道路へ入りました。

楽仙開拓道路.jpg

ここから6キロほどの区間は、深い渓谷と尾根の繰り返し。そのため、隼(はやぶさ)、鳳(おおとり)、大鷹(おおたか)など、鳥の名前がつけられた橋が7つもあるので、「七鳥橋ロード」といわれています。

大鷹橋.jpg

橋の上からは、大山が見えました。

橋の上から大山が見える.jpg

この区間を終えて少し行ったところの交差点で、いつもなら左折して日本海の方へ北進するのですが、この日はあえて直進します。

交差点.jpg

一つ尾根を越して行くと、隣の琴浦町へと入りました。

琴浦町.jpg

石垣や疏水のある、長閑な風景が心を癒してくれます。



石垣と疏水の風景.jpg

このしばらく後、いままで通ったことのない道に入り、右や左と適当に進んで行きました。すると突然、目の前に鎮守の森が。これにはちょっと感動しました。

鎮守の森.jpg

さらに進み、道が突き当たったところは、国指定重要文化財の河本家住宅の前でした。そうか、この道はここに出るのか、と思ったしだいです。ここで左折し、西へと進路を変えます。

河本家住宅.jpg

しばらく走ると、トレーニングコースとしてよく使っている逢坂農免農道へ入ります。ここまでに、30キロほど走っていました。

逢阪農免農道.jpg

ここでも大山を仰ぎながら、残りのランを楽しみます。

大山を見ながらラスト.jpg

こうして
この日は、40キロあまりを6時間40分もかけてのダラダララン。いい休日を過ごしました。

コース.jpg



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posted by との at 05:50| 鳥取 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする