2007年02月18日

公演『手紙』

2月17日の夜、劇団「すだち」による『手紙』の公演が、中山生活想像館でおこなわれました。

すだちは、中山中学校PTAのOB、OGを中心に結成された劇団です。『手紙』は、人権劇に取り組む中学生たちに、親である自分たちも頑張っているところを見せてエールを贈ろうと、劇団員の前田一二三さんが脚本を書いたものだそうです。

みつるの結婚話に家族は.JPG

この劇は、アリスの『帰らざる日々』、岡林信康の『手紙』の二つの曲をを題材にしてつくられています。
恵子とみつる、ゆう子と幸司は、それぞれ部落差別のため、家族から結婚を反対されます。恵子は結婚を断念し、みつるへの最後の手紙を書き終えると、自ら命を絶ってしまいます。一方、ゆう子と幸司は、周囲の人の理解と協力を得て両親を説得し、二人の願いをかなえます。

最後の手紙を書く恵子.JPG

脚本を書いた前田さんは、「劇の中で恵子は自ら命を絶ったけど、どんなことがあっても絶対に死んではいけない」と語っていました。
ほんとうに、そのとおりだと思います。
劇の終わりには、劇団員全員でが『広がれひまわりの街』を合唱。

 みんなで切り開いていこう
 みんなで育んでいこう
 差別のない素敵な町を
 みんなでつくろうよ

会場の私たちも、見よう見まねの手話を交え、いっしょに口ずさんでいました。

「広がれひまわりの街」を合唱.JPG

posted by との at 22:32| 鳥取 ☀| Comment(0) | 観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月15日

公演『天狗の火あぶり』

11月15日、大山町教育委員会も後援する山口市の劇団「はぐるま座」の公演が、トレーニングセンター名和を会場におこなわれました。

はぐるま座の公演は、もう10年くらい前に2回、今回と同じ会場でおこなわれたことがあります。当時は、実行委員会のメンバーとして、私もかなりかかわったものです。今回は関わるつもりはなかったのですが、渡世の義理で、チケット販売と当日の会場の片付けに、ちょっとだけ協力しました。

当日の劇団スタッフは10人あまり。また観客もわずか80人。劇団の規模も集客力も、前の2回と比べればかなり縮小しているようでした。また、戦争がテーマだった当時とは、ステージの雰囲気もだいぶ変わったような印象を受けました。

朗読劇『花咲く桃の木の下で』.JPG

第1部は詩の朗読と朗読劇で、第2部は童話劇の構成です。
朗読は、私には少し退屈な感がありましたが、第2部の『天狗の火あぶり』はすごかったです。

村人たちに捕まって火あぶりにされようとする天狗が、高笑いをしながら、庄屋の悪業などを次々に暴いていきます。そして、舞台中央で大きな炎につつまれたとき、天狗が高らかに叫んだことは・・・。

火をつけられ燃え上がる天狗.JPG

言えない言えない、もう言えない。観てない人にはもう言えない。それは観た人にしかわからない、痛快なラスト。

posted by との at 22:49| 鳥取 ☀| Comment(0) | 観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月14日

意味が肝心な『勧進帳』

明治時代に米子市朝日町にあった芝居小屋「朝日座」が、鳥取県総合芸術文化祭の一環として米子コンベンションセンター内に再現され、5日間の舞台公演がおこなわれました。

最終日となった11月14日の舞台は、なんと豪勢なことに松竹大歌舞伎の公演。歌舞伎には縁も関心もない私でしたが、一生のうちに一度くらいは観ておいても悪くないだろうと思い、出かけることにしました。

コンベンションセンターのホールに入ると、そこにはレトロに再現された「朝日座」がそのまんま。凝った設営に驚かされました。

再現された「朝日座」.JPG

公演は、歌舞伎の歴史や演技を開設する『歌舞伎囃』にはじまり、華やかな舞踊『吉原雀』。休憩をはさんで、最後は屈指の人気演目と言われる『勧進帳』と続きます。

[幕あい]
幕あい.JPG

『勧進帳』になると、肝心(!)の芝居の意味がさっぱりわかりません。そのため、受付のところで購入していたパンフレットの解説をカンジング・・・いやカンニング。強力姿に身をやつす義経が関所を通れるよう、山伏姿の弁慶が、関守をごまかすためにとっさの機転を利かして勧進帳を読む振りをしているのだとわかりました。

ストーリーがわかれば結構おもしろく、松本幸四郎が扮する弁慶や、中村信二郎が演ずる関守の富樫左衛門の演技を堪能しました。

[勧進帳]
勧進帳.JPG
posted by との at 21:36| 鳥取 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする