2017年07月21日

第1回鷲峰山トレイルラン


7月15日(土)は、「第1回鷲峰山トレイルラン」へ参加しました。

鷲峰山(じゅうぼうやま)は、鳥取市鹿野町にある標高921メートルの山。昔々その昔、大山と背比べして勝ったものの、ある夜、負けた大山に頭を鋤(すき)でごっそりと削り取られしまい、ずいぶん低くなってしまったという背比べ伝説があるそうです。
この大会のことは、県中部に住む走友さっぱんさんからの情報で知りました。ウェブサイトで実施要綱を確認したところ、「参加目標50名」ときわめて控えめ。競技ではなく、参加賞や記録証もないとのことなので、練習会的なイベントだろうと思いました。
経験上、トレイルの“初物”には手を出さない方がいいと思っていましたが、20キロのコースのうち半分は車道で、山の標高差も大山登山一つ分より若干少なめ。これなら、こっぴどい目に遭うようなことはなかろうと、即決で出場を決めました。

jyubotrial2017_1.jpg

さて晴天のこの日、スタート会場となる鹿野小学校に集結していたランナーは、未確認情報ながら47人とのこと。四十七士の中には、さっぱんさん、境港のWAKAKOさん、丹後のもとたろうさんの姿もありました。
スタート時刻の午前7時が迫りカウントダウンが始まっても、多くのランナーは余裕の表情で、スタートラインに近寄ってこようとしません。おいおい君たち、やる気あるの?

スタート前.jpg

がしかし、ピストルの合図でロードへ出てたとたん、みんないいスピードで飛ばしはじめます。おいおい君たち、ちょっと早すぎるんじゃないの?

スタート直後.jpg

たぶんこの一群の中では“老練”と言える“もとたろうさん”と私は、慌てず騒がず、甘んじて後方に位置したまま、初めの舗装路の8.5キロをマイペースで進みます。それにしてもまだ早朝だというのに、強い日射しがジリジリと照りつけ、30度を超える蒸し暑さがランナーを苦しめます。


マイペース.jpg

登山道の入口に、給水が用意されていました。ここで冷たいポカリをいただき、かぶり水で頭も冷やします。

登山道入口.jpg

しかし、ヘタレの私はトレイルに入ったとたんにパワーダウン。山屋のもとたろうさんの背中が、あっという間に遠くなっていきました。ああぁ、情けないなオレ・・・。こうなれば回りのペースなんか気にせず、自分の世界に入り込むしかありません。

もとたろうさんの背中が遠くに.jpg


登りの前半は、緑と木漏れ日が美しいトレイルです。

緑が美しい.jpg

谷川に掛かる苔むした木橋が、風情を感じさせてくれました。

木橋.jpg

しだいに標高を上げ、杉やブナの木立へと入っていきます。いつのまにか暑さからは解放されていましたが、脚だけでなく、全身の筋肉がお疲れモード。なんだか力が入りません。

杉の木立.jpg

ところが、「山頂は、まだまだ先だろう」と思っていたのに突然、行く手にエイドらしきものが出現しました。スタッフとおぼしき人が数名と、飲み物を手にしているランナーがいます。その先には陽光が差し、開けた大地があるように見えたので、「ここが山頂ですか?」と、思わず尋ねていました。
「いやいや、山頂はまだ2.9キロ先。ここからが本番です」と、進行方向の左の方を指しながら笑うスタッフ。その先には、丸太で作った階段が続いています。これこそ、さっぱんさんから聞いていた「階段地獄」の始まりだったのです。

このときスタッフに、「どこから来なさった?」と聞かれたので、「大山町です」と答えました。「大山から来たなら、こんな登りは屁みたいなもんだ」と笑っていましたが、どうしてどうして、実際は“屁”どころではなく、とても厳しいものでした。

ここが山頂?.jpg

それでも時おり、平らな尾根や下りの部分も挟みます。


平らなところだってある.jpg

しかし、やはり繰り返される階段地獄。一段毎の落差は大きく、足の短い私などがその段差を一歩で稼ぐには、かなりの難がありました。

やっぱり階段地獄.jpg

それでもいつしか山を越し、開けた場所に出ました。実はこの少し手前に山頂があり、そこには三角点が設置されていたと、ゴール後にもとたろうさんから聞きました。どうやら私は、それに気づかないまま通り過ぎていたようです。


山頂広場.jpg

下りの途中で樹々の連なりが切れ、周囲の山が見渡せる箇所がありました。遠くの方はやや霞んでおり、ムッとした暑さが体を包みます。

遠くの山々2.jpg

だいぶ下ったところで、顔の近くをハチが飛んでいることに気づきました。思わずそれを払いのけましたがその瞬間、ハチは右の二の腕に軽く接触。刺されたとは思いませんでしたが、しばらく後に軽い痛みを感じました。どうやら、ハチの針がかすったようです。
私は大したことはなかったのですが、ゴール後に何人かのランナーが、「ハチに刺された」と言っていました。私の少しあとにここを通過したWAKAKOさんも、腕を2カ所刺されたとのこと。

もうすぐロードだ.jpg

さて、山をおりると残すは1.5キロの舗装道路だけ。しかし、さすがに暑い。前後にランナーが見えなかったことから、ゆっくりしたペースでここを走り、ゴールへと向かっていきました。

最後の農道.jpg

ゴール後はスタッフが、スポーツドリンクとコーラに氷、近くの日帰り温泉の入浴券、さらには「ない」はずだった記録証まで、サッと差し出してくれました。

完走証.jpg

見ると会場には、ラーメン、うどん、冷やしたキュウリまであり、すべて無料で振る舞われていました。当然ながら全部完食して、お腹はパンパン。これで参加費がワンコインの500円なんて、信じられますか?

ラーメン.jpg



(私の記録)
タ イ ム 3時間17分51秒
部門順位 たぶん後ろから10番以内 / 噂では47人



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ラベル:トレイル
posted by との at 00:34| 鳥取 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月13日

第3回山岳後山マラソン大会


7月9日(日)は、美作市後山で開催された「第3回山岳後山マラソン大会」へ参加しました。
会場は岡山県の北東部。鳥取県の西部に住む私は山陰道を東進し、鳥取市からは鳥取自動車道へ入ります。県境を少し越えたところで西粟倉ICを降り、深い山々に囲まれた道をクネクネとたどって会場へ着きました。
この大会の正式な名称は、「第6回美作・後山24時間リレー&山岳後山マラソン大会 in 愛の村パーク」という長いもの。実は前日の土曜日の正午から、24時間マラソンも行なわれており、どうやらそちらの方がメインのようです。会場の「愛の村パーク」脇にある1周1.7キロの周回コースには、前日から徹夜で走り続けているランナーたちの姿がありました。


リレーランナー.jpg

さて、山岳マラソンの開会式に続いてあった競技説明で、重大な発表がありました。それは、「前日の夕方に降った豪雨のために山道が荒れ、選手を安全するために中盤のトレイル部分をカットしたコースに変更する」というもの。
実はこのコース、もともとは距離が30キロで、そのうちの約75%が舗装道路、約25%が未舗装道路ということになっていました。スタートしてから上り基調の舗装道路を延々と走り、その後ようやくトレイルへ入ります。省略されたのは、駒の尾山を経て鍋ケ谷山で折り返してくる往復6キロのトレイル区間で、たぶんこのコースでもっとも美味しいところ。これが無くなるのはとても残念ですが、雨でぬかるんだトレイルは実際走れたものではありません。この決定は、妥当なものと言えるでしょう。

開会式.jpg

スタート前にスタッフが、行く手に見える山を指し「カットされたのは、あの山の尾根です」と教えてくれました。山頂に少し雲がかかるその光景は、美しいものでした。


山.jpg

山岳マラソンの部のスタートは午前9時。エントリーしていたのは、男女合わせてたったの46人でした。比較的若いランナーが多く、みんな勢い良く飛び出していきます。やや気後れした感のある私は、後ろの方からそっと出て行きました。

勢い良くスタート.jpg


上り基調とはいえ、序盤はかなり上り下りの変化が激しいコースです。こまめなアップダウンが嫌いではない私ですが、蒸し暑さもあってかペースは上がらず、周囲のランナーについていくのがやっとです。

微妙なアップダウン.jpg

スタートして6キロほど行ったところで右折し、ひたすら続く急な上り坂へ入ります。ここで歩きはじめるランナーもあって、一人また一人とかわし、少しずつ前へ出ていくことができました。


上りは歩く.jpg

標高が上がるにつれ、しだいに涼しくなってきます。折り返してくるランナーが深い霧の中から突然飛び出してくるのには、何度も驚かされました。


霧の中.jpg

バーベキュー場と思われる大屋根の施設の横が、折り返し地点。本来ならここからトレイルへ入っていくようですが、この日はここでペットボトルの水をもらい、引き返すことになります。

折り返し地点.jpg

急な上りの区間では順位を6つか7つ上げていた私ですが、これを折り返したとたんに大幅にペースダウンしました。しかし、開会式で主催者からあった「下りは急なので決して飛ばさず、ゆっくり走ってください」という異例の注意を遵守したのは、私くらいなもの。ガラスの膝を守りたいがゆえの保身の行動とはいえ、本当に面目ないことです。ジョギングみたいな走りの私は、下りに入ってからは次々と抜かれるばかりでした。

下りでは抜かれる.jpg

右折すればスタート地点へ入る交差点をそのまま直進し、3キロほど行ったところにある後山キャンプ場で、ちょこっとだけトレイルに入ります。

ここからトレイル.jpg

うわぁフカフカ・・・。

うわあフカフカ.jpg

しかも、小さいけど滝だってある。

滝.jpg

しかし、感動的なトレイルはわずか300メートルほどで終わり、コースは砂利道へと変わります。

砂利道.jpg

これもほどなく終わってT字路へ出ると、残すは3キロほどの舗装道路。

舗装道路へ.jpg

この間の下りでも、だめ押しのように2人ほどに抜かれます。

最後も抜かれる.jpg

それでも森林浴のようなランを十分に堪能し、ゴールへと帰ってきました。

ゴールへ.jpg





(私の記録)
タ イ ム 3時間21分58秒
部門順位 27位/41人(男子/エントリー数)




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ラベル:トレイル
posted by との at 23:09| 鳥取 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする