2018年06月05日

2018 えびす・だいこく100キロマラソン(後半)

51キロ地点の片句エイドへは、12時1分に着きました。ここの関門時間は13時なので、余裕は59分ということになります。

片句エイド(51キロ関門13:00)12:01.jpg


そして、ここを過ぎてほどなく、右手に見えてきたのは倉内湾。しばらくアップダウンの激しい山越えが続いていたので、なんだかホッとする光景です。ちなみに私はしませんが、なんでもここは人気の釣り場だそうです。


倉内湾 52キロあたり.jpg

さて、このコースで日本海を見ることができるのは、ここが最後となります。
オリジナルのコースは、ここからさらに横手林道など2つの山を超えて半島を南へ横断していくことになっています。しかし現在は法面崩落や道路工事などのためにそこを通行できないので、昨年からその手前の方で横断するように変わりました。
この間、半島を横断する部分は少しアップダウンがありますが、大きなものではありません。しかし反面、日射しを遮るものがないので、この日のように気温が高いときは、それがボディーブローのように体にこたえてきます。時に暑さに弱い私など、これがペースダウンへ直結することは必定で、周囲のランナーのペースからしだいに遅れをとるようになりました。

ラン1 55キロあたり.jpg

56キロ地点の鹿島エイドへの到着は、12時50分。ここの関門時刻は13時30分なので、余裕は40分に減っています。ちょっと危うくなってきました。
なお、この大会の制限時間は14時間。午前5時30分スタートなので、19時30分がゴールの関門時刻です。残り時間は6時間40分もあるものの、強い日射しの中を売り切れ状態となった脚で、ほぼフル1本の距離を走れるかは、微妙なところです。

鹿島エイド(56キロ関門13:30)12:50.jpg

宍道湖畔へ出たとき、一瞬だけホッとした気持ちになりました。しかし、まだ30キロも我慢の走りを続けなければならないと思うと、気が滅入りそうです。

ラン3 70キロあたり 14:54.jpg

併走する一畑電車が、「そんなに頑張らないで、お乗りなさいな」と、リタイアを誘います。実際、これに乗ろうと駅のホームへ向かうランナーの姿も、ちらほら目にしました。

一畑電車 72キロあたり.jpg

75キロ地点の津乃森エイドに入ったのが、関門時間16時20分に対し15時44分で、余裕は36分。前の関門の余裕を、さらに減らしています。


津ノ森エイド(75キロ関門16:20)15:44.jpg

例年は、このエイドのおいしいシジミ汁を2杯いただきます。しかし、時間が気になるので、今回は1杯だけにしてとりあえずコースへ出ました。終盤へのエネルギーとしてもらったおにぎりを歩きながらいただき、食べ終わったところで走り出します。


津ノ森エイドのシジミ汁.jpg

出雲の市街地に近づくにつれて信号機も増え、何回かこれに止められました。脚を休めることができるのは嬉しいのですが、背後からは関門の時間がヒタヒタと迫ってきます。

ラン6 信号待ち 84キロあたり .jpg

84キロ地点の平田町エイドへの到着は、関門時間17時40分に対し17時18分。余裕は22分しかありません。少しでも歩いたら、ゴールに間に合わなくなりそうです。

平田町エイド(84キロ関門17:40)17:17.jpg

前後を走るランナーもピッチは上がりませんが黙々と、そして淡々と前へ進んでいこうとしていました。

ラン7 92キロあたり.jpg

こうして95キロ地点の遥堪エイドを通過したのが、関門時間18時50分に対し18時42分で、余裕はわずか8分。しかし、ここが最後の関門エイドなので、ゴールまでの残り5キロを48分で走ればよく、キロ9分半のゆっくりペースでも間に合います。ここで、時間内完走を確信しました。


遥堪エイド(95キロ関門18:50)18:42.jpg

ラストスパートをかける余力は残っていなかったので、ペースを落とさないことだけを心掛けます。19時を過ぎると陽が暮れはじめ、大社の神門通りに入ったときにはすでにあたりが暗くなっていました。
そして、この大会では初めての日没後のゴール。
こうして9回目の完走をかろうじて成し遂げ、10回完走すれば与えられる『えびす・だいこくの神様』の称号に、リーチをかけることができました。

ゴールの光景.jpg


(私の記録)

タ イ ム 13時間53分49秒

総 合 順 位 346位/620人(出走数)
部 門 順 位 307位/540人(男子出走数)

総合完走率 58.7%(364/620人・出走数)

部門完走率 59.4%(321/540人・男子出走数)


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posted by との at 21:39| 鳥取 ☔| Comment(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月31日

2018 えびす・だいこく100キロマラソン(前半)

5月27日(日)は、「えびす・だいこく100キロマラソン」に参加しました。今回が9回目になります。

この大会は、美保関神社からスタートして島根半島を西進し、100キロ先の出雲大社を目指すものです。快晴となった今回、前半はアップダウンの激しい半島北側の海岸線の、美しい景観を楽しみながら進みました。しかし宍道湖畔を含む概ね平坦な後半に入ると、しだいに関門時間に追い立てられるようになり、疲れきった体にムチを打ちまくるような展開に変わります。振り返れば、本当に辛くて苦しいランでした。

スタート前.jpg



スタートは午前5時30分。神社のすぐ前は漁港となっており、潮の香りを感じながらコースへ出ていきます。

スタート.jpg

3キロほど進んだところで、進行方向左手の美保湾に見えたのは「夫婦岩」。波に削られた岩が、男女のシンボルの形になっています。これが信仰の対象になっているようで、二つの岩の間には縄が張られていました。

夫婦岩.jpg

ここを少し過ぎたところで右折し、半島を南から北へと横断します。きつい上りの途中で突然、眩しい陽の光が目に飛び込んできました。この日のランが、暑さとの闘いになることを予感させます。

朝日.jpg

日本海の色は天候によって全く違ってくるのですが、好天だったこの日、半島北側の海面の色はすでに夏色のブルー。ただしPM2.5の影響なのか、視界は必ずしもクリアとは言えないものでした。


半島北側.jpg

集落の近くの沿道で、声援を送っている地元の人達や、

応援.jpg

双子のような小島や、

双子の小島.jpg

人の気配の無い小さな漁港の風景などにふと見とれてしまい、たびたび足を止めてカメラのシャッターを押している私でした。


漁港.jpg

30キロを少し過ぎたところで、700本のソメイヨシノの並木道が5キロほど続く「チェリーロード」へ入ります。この間はアップダウンもあり、ペースを落としながらのランになりますが、木立がつくる日陰で暑さから逃れることができるので、私にとってはホッとする区間でした。

チェリーロード.jpg

42キロあたりの須々海海岸では、洗濯板で心もゴシゴシ洗いました。



洗濯板.jpg

その直後に、去年もお会いした「麦わら帽子のウサギさん」に遭遇。他の大会も含め、今まで何度か出会っていますが、今回は初めて正面からのショットを撮らせてもらいました。



麦わら帽子のウサギさん.jpg

さて、このあたりまでは楽しい気持ちで走っていたのですが、この先から急にトーンが落ちることになります。なぜなら、できれば見たくない光景が、目に入るようになったからです。

それは島根原発。現在、ここにある3基の原発はいずれも稼動していません。1974年に運転を開始した1号機は廃止が決まっていますが、1989年に開始した2号機と、新しく完成した3号機については、それぞれ稼動に向けた動きが出ています。原発それ自体が危険きわまりないものであることに加え、発電の過程で生み出される放射性廃棄物の処理については目処すら立たない(立つはずもない)のに、あえてこれを進めることは、無責任の極みであると私は考えます。

ちなみに現在、原発から30キロ圏内は緊急防護措置区域(UPZ)として、原発事故の被害を想定した広域避難計画などが立てられます。島根原発から大山山頂までは、直線距離で50キロほどなのでUPZには入りませんが、「一つ間違えば国土の東半分は住めなくなる可能性があった」と言われる福島の事故を思い起こせば、島根半島も大山も三瓶山も蒜山も羅漢山も、そしてもっともっと遠くまで、人の立ち入りができなくなる可能性は十二分にあります。チマチマした“対策もどき”など、欺瞞以外の何ものでもありません。
それなのに、鉄条網で囲まれた広大なその敷地は毎年、確実にその範囲を広げているようです。残念ながら今回も、美しい島根半島が新たに傷つけられ、山が切り開かれていました。



拡大する島根原発用地.jpg

敷地を囲む鉄柵には、あちこちに『発電所の撮影はご遠慮ください』という看板が設置されています。しかし私の場合、「遠慮は体に悪い」と思っているので、これを無視してバシバシと写真に撮りました。
それにしても、そんな私の姿は、柵に取り付けられたおびただしい数の監視カメラによって、しっかりと無断撮影されていることでしょう。『撮影はご遠慮ください』という看板の言葉は、そっくりそのまま中国電力さんへお返ししたいと思います。

撮影はご遠慮ください.jpg

とまあ、こんなことにいら立ちながらここを通過したところで、50キロ地点へ到着です。時刻は11時54分で、スタートしてから6時間24分が経過していました。自己ワースト記録でゴールした昨年は、この地点の通過が6時間9分でしたが、今回はそれよりさらに15分も遅いタイム。ここからは、関門時間を気にかけながら、ハラハラ、ヒヤヒヤのランになっていきます。



50キロ地点.jpg



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posted by との at 23:38| 鳥取 ☔| Comment(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする