2017年10月09日

SHINJO-HIRUZEN SUPER TRAIL 2017(その2)


このエイドを出てからは、鳥取大学演習林の林道が8キロほど続きます。この間の標高は前半の4キロで80メートル上がり、後半で120メートル下ります。しかしこの程度の高低差は、体感的には微妙な上りと下りにすぎません。その前の山越えが厳しかっただけに、ホッとして走れる区間です。

鳥取大学演習林林道.jpg


これを過ぎると走路は、未舗装の林道から舗装された林道、そして2車線の道路へと変わっていきます。

蒜山高原.jpg

このまま蒜山高原の中心部に入って行くのかと思いはじめた頃、誘導のスタッフから左折の指示。風景は一転して長閑なものになりました。右手は牧場なのか、牛の姿は見えないもの白い冊が延々と続いています。


蒜山の牧場あたり.jpg

蒜山キャンプ場エイドへ到着したのが10時28分。ここが第1関門になります。関門時刻は12時なので、1時間半もの余裕。しかし、初めの関門は緩めに設定されることがままあるので、安心することはできません。

蒜山キャンプ場エイド(第1関門).jpg

ここでは、とても美味しい「蒜山産とうもろこしスープ」を2杯いただき、英気を養います。

とうもろこしスープ.jpg

そして、再びトレイルへと入っていきました。
ある時は斜面をよじ登り、

へばりつく.jpg

ある時は、谷川に臨時で掛けられたアルミのハシゴを渡り、

谷川を渡る.jpg

またある時は、倒木の下を進みます。

倒木をくぐる.jpg

トレイルを抜けると蒜山スカイラインに入ります。ここでは、上りの2キロで標高差200メートルを稼ぎ、下りの6キロでは標高を300メートル落とします。

蒜山スカイラインへ.jpg

この間のランに疲れたのか、41キロ地点の苗代給水所では座り込んでいるランナーもいました。

座り込むランナー.jpg

この先にあったのは、「熊出没注意」の看板。私は、そこにあるあまりにもリアルな熊の姿に少しおののき、目を合わせないように気をつけました。

熊出没注意.jpg

ここから少し行ったところの道路脇には、なんと「大山みち」の道標が。

大山道道標.jpg

さらに進んでいくと、行く手には大山南壁も見えてきます。ここで意識を数百年昔へワープさせ、牛馬を引きながら大山へお参りする人達の姿を想像して、この道へ重ねている私でした。


大山南壁.jpg


とはいえ、道路のアスファルトが大山道の風情をそこなっているのがやや気になっていたのですが、突然舗装が切れ、ワイルドな山道へと続いていました。これ、いいなあ。

大山道.jpg

大山道を抜け、第2関門でもある48キロ地点の蒜山の森エイドに到着したのが午後1時35分。ここの関門時刻は午後3時なので、1時間半の貯金をほぼ維持しています。昨年は、32.5キロの関門で早々とタイムアウトしてしまった苦い経験から今回も、「完走はまず無理」と思って参加したレースでしたが、「もしかしたらいけるかも」と初めて思った瞬間でした。
ここで、スタッフを務めていた走友のテッシーさんが、私の姿を見つけて声をかけてくれました。彼によれば、ロングコースの出走数は290人ほどで、すでに200人くらいがこの関門を通過しているとのこと。完走率を高めにみて7割としても、完走数は200人ほどという計算になります。しかも終盤には、再び朝鍋鷲ケ山や金ヶ谷山、さらに白馬山も越えて行かなければならないことから、決して安心できる状況ではないと、あらためて気を引き締めます。

第2エイド.jpg


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posted by との at 20:21| 鳥取 ☁| Comment(2) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

SHINJO-HIRUZEN SUPER TRAIL 2017(その1)


10月1日(日)は、岡山県新庄村で開催された「SHINJO-HIRUZEN SUPER TRAIL 2017」のロングコース(74.5キロ)へ参加し、新庄村から真庭市周辺に広がる森林の中を走ってきました。
この大会には、初めて開催された昨年も出場しています。しかしこのときは、終始ビリに近い位置から抜け出せず、32.5キロの関門で屈辱のタイムアウト。実はこれがトラウマになっており、「今回も完走は8割方無理だろう」と思いました。それでも、昨年止められた関門から先の景色が見たいばかりに、“捨て身のチャレンジ”でエントリーしました。

スタートは午前5時。昨年と違い比較的前の方でスタンバイした私は、カウントダウンではじまった合図とともに、コースへ出ていきました。


スタート風景.jpg

ロードを3キロあまり走ってから登山道へ入り、早くも序盤の難所にさしかかります。ここからは、笠杖山、朝鍋鷲ヶ山 、三平山を続けて越さなければいけません。ヘッドライトの明かりを足元に落とし、夜明け前の山道を上がって行きました。

山へ入っていく.jpg

6時前から陽が明けはじめ、山の下の方から白んでくるのがわかります。しかし、コースは深い森の中。足元まで明るくなるには、それからしばらくかかりました。


夜明け.jpg

笠杖山の山頂から朝鍋鷲ヶ山の間の5キロほどは、激しいアップダウンが繰り返す中を走ります。

アップダウンを走る.jpg

朝鍋鷲ヶ山から次の三平山まで行く間、わずか2キロあまりで300メートルも標高を下げ、穴ケ乢まで下りていきます。途中には、ロープを掴まなければならないテクニカルな斜面もあり、易々と進むことはできません。


ロープを掴む.jpg


そして穴ケ乢から再び300メートル登り、三平山山頂へと進んでいきます。

三平山へ登る.jpg

山頂へ到着したのは午前8時6分。進行方向右側には谷間に開かれた田園が、さらにその先には山々の間に立ちこめる雲海が見えました。

三平山山頂から右.jpg

そして左側に目を移すと、なんと大山がその勇姿を誇っています。昨年もここを走っているのにこの光景の記憶がないのは、たぶん心にまったく余裕がなかったためなのでしょう。

三平山山頂から左.jpg

そして、三平山を下りて17キロ地点の第2エイドに到着したのは、午前8時38分。今回とは序盤のコースが異なる昨年は、このエイドが32キロ地点で第2関門となっており、私はここで「4分オーバー」のタイムアウトとなっていました。
今回、ここは関門ではありませんが、まだ見ぬこの先へ進めることが嬉しかったです。

第2エイド.jpg


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posted by との at 05:32| 鳥取 ☁| Comment(0) | 走る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする